五万節(うえけんの五万節)
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「上野顕太郎」の記事における「五万節(うえけんの五万節)」の解説
上野を代表する作品であり、フレーズでもある。 掲載・単行本 週刊モーニング1990年40号(9月20日号。9月6日発売)にて掲載され、『帽子男は眠れない』(講談社)に収録された。 後に『五万節』(エンターブレイン)に再録された。 特徴など 全3話。第2話までは3頁、最終話のみ5頁。「数で笑わせる」をコンセプトに、5万人や5万階を見開きで丹念に描いている。 「打ち合わせは5分、製作は半年」という作品。 「サルでも描ける朝日のようにさわやかに」 『朝日のようにさわやかに』(秋田書店)の第7話。これによると、竹熊健太郎も同じ時期(1990年8月末)に「数で笑わせる」という作品を考えていたが、上野に先を越された、とのことである。 このことを上野は吉田戦車から聞き、竹熊と相原コージの漫画『サルでも描けるまんが教室』のパロディとして「サルでも描ける朝日のようにさわやかに」を執筆した。 この中で竹熊が「ミツユビナマケモノ200頭、老人4万人、警官5万人」という原作を用意しており、オチのコマでそれが再現されている。 なお、同種の漫画としては、他に「宇宙の百人」(早川書房の無料冊子に掲載。単行本未収録)、「宇宙の千人」(講談社ヤングマガジン2001年16号。『五万節』に収録)がある。
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