事件の様相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 23:29 UTC 版)
1981年4月9日、鹿児島県沖の東シナ海に浮かぶ下甑島付近、佐世保から南南西約110カイリを、神戸港から中華人民共和国の上海に向けて、日本の忽那海運(愛媛県北条市)所属の貨物船「日昇丸」(2350t)が航行していた。 午前10時半ごろにアメリカ海軍所属のジョージ・ワシントン級原子力潜水艦「ジョージ・ワシントン」(USS George Washington SSBN-598)が海中から浮上したため衝突した。日昇丸は船底を破壊されたため、15分で沈没した。一方の「ジョージ・ワシントン」はセイル部分を僅かに損傷したのみで、自力航行に支障が無かった。 しかし「ジョージ・ワシントン」は日昇丸乗組員の救助活動をせず、現場を立ち去った。この結果、日昇丸の乗組員から船長ら2名の死亡者がでた。残りの乗組員13名を救助したのは日本の海上自衛隊の護衛艦「あきぐも」と「あおくも」であった。なおアメリカ海軍側は事故報告書において濃霧と雨のために日昇丸を発見することができなかったと説明している[要出典]。
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