事件の影響、および関連団体の反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 02:17 UTC 版)
「山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故」の記事における「事件の影響、および関連団体の反応」の解説
亡くなった新生児の母が訴訟を起こしたことで、大手マスコミがこの事件を報道したほか、事件を起こした助産師が所属していた日本助産師会やホメオパシーを推進する団体の多くも、この件についてコメントした。日本助産師会は2010年8月26日に「ホメオパシーを医療に代わる方法として助産師が助産業務として使用したり、勧めたりしないこと」とする見解を出している。 また、助産師が所属していたホメオパシー団体「ホメオパシー医学協会」の会長由井寅子は2011年に発売した著書『毒と私』において、この事件を契機に起こったホメオパシー批判に反発を表明した上で、死亡した女児の遺族のプライバシーに関して著者の思い込みに基づく誤解を招きかねない記述を行いホメオパシーを擁護している。 日本医師会の国民生活安全対策委員会は本事件を含む代替医療について2012年から2年間議論した結果を報告書としてまとめ、本事件については『この事件は助産師が適切な医療へのアクセスを阻害し、結果的に「医療ネグレクト」を生じさせたことが問題である」と2014年3月14日に発表した。
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