予算、学費
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 00:55 UTC 版)
「カリフォルニア州立大学」の記事における「予算、学費」の解説
CSUシステムの予算は大まかに分けて、毎年議会によって策定される高等教育予算及び、学生が納入する一般学費によって賄われている。例年、11月の定時理事会において次年度予算の見通しがなされ、州教育局及び知事との折衝を経て年明けの、州知事の予算教書に盛り込まれる。カリフォルニアの予算は、この後議会で審議が行われ、5月に知事が議会審議に基づき再提出をし、規定では6月末までに成立させるとあるが、長年に渡ってそれは行われていない。州財政の悪化により、最低予算額の取り決められていない高等教育予算は軒並み減額され、理事会側がそれを補うために、5月末になって学費の値上げを行なわれ、既に次年度分の学費を納入した学生が再度値上げ分の納入をするという事態も発生した。これは、大学経営側にとっては予算の見通しがつかなく財政上、非常に難しい局面に晒されることとなった。 2004年の春には、知事とUCシステム、CSUシステム其々の総長との間で協定が交わされ、3財政年度に渡る一定の学費値上げを行う代わりに、安定した予算を約束された。大学経営側にとっては、予算の見通しのつけ易いということで、安堵感が流れたものの、学生側としては鰻登りする学費と協定の不明朗さから反発が起こった。 一般学生の学費は年間2,500ドル程度に加え、キャンパス毎にことなるサービス費をあわせたものである。これは、州財源で賄われている分と比べて、実際の教育にかかる費用のおよそ4分の1をカバーしているものである。理事会ではこれを3分の1程度まで引き上げさせる長期学費増額が議論されているが、学生協会側との折衝は不調である。なお海外ならびに州外からの学生に関しては非納税者であるため年間の学費は現状でおよそ13,000ドルである。
※この「予算、学費」の解説は、「カリフォルニア州立大学」の解説の一部です。
「予算、学費」を含む「カリフォルニア州立大学」の記事については、「カリフォルニア州立大学」の概要を参照ください。
- 予算、学費のページへのリンク