乗車式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/19 05:29 UTC 版)
クローラ(キャタピラ)式とホイール(車輪)式のものがある。積載能力は0.5 - 4t積み。油圧装置を搭載するものが多く、ダンプ式荷台が標準的。これをベースにクレーン、集材機等を架装したものも珍しくない。座席を反転させてのバックも走行も考慮され、前後進の変速段数は同じになっている。乗客用・助手用の席はない。原動機はディーゼルエンジンのものが多い。 クローラー式は、古くは小型重機と同じ鉄製クローラーだったが、走行音が大きく、スピードが出ず、乗り心地が悪く、重く舗装路盤を傷めるなどの理由で、過渡的に6輪もしくは8輪全輪を駆動するホイール式になっていった。操舵機構は無く、レバー等で左右の車輪を独立に制御する、スキッドステアローダー方式の操縦方式であった。昭和後期にゴム製のクローラーが登場すると、またクローラー式に主流が戻っていった。
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