主な献納宝物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:48 UTC 版)
東京国立博物館の目録上、宝物の件数は319件となっており、登録番号(同館では「列品番号」という)はN1、N2のように「N」字を付している。宝物の件数は当初は318件であったが、それ以外に未整理のままで番号の付いていなかった染織品が大量にあり、これらは調査と修理の済んだものから N319 – XX という枝番号を付けて整理されている。 なお、1949年に東京国立博物館の所蔵とならず、御物にとどまったものは以下の10件であった。 聖徳太子及び二王子像 法華義疏 4巻 幡垂飾(ばんすいしょく)一括 沢潟威鎧雛形(おもだかおどしよろいひながた) 刀子類3口及び漆皮製刀子箱 刀子類 一括 木画箱 青磁牡丹浮文花瓶 1対 八臣瓢壺 新田義貞文書 このうち、「幡垂飾」から「八臣瓢壺」までの7件は、昭和天皇没後、皇室から国へ寄贈され、三の丸尚蔵館の所蔵となっている。「新田義貞文書」は戦前から図書寮が管理していたもので、戦後は宮内庁書陵部が保管している。残りの「聖徳太子及び二王子像」及び「法華義疏」のみが引き続き御物となっている。また、金堂四天王像の持物であった「七星文銅大刀」など4件が法隆寺に返還されたことは前述のとおりである。
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