中華人民共和国期
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1949年の中華人民共和国成立以降、香港以外の各地にあった「大公報」は次第に整理、そして消滅していった。重慶版は1952年に停刊し、官民合弁の「重慶日報」に改組された。天津版は1949年に「進歩日報」と改名して再出発したが、創刊号では旧「大公報」を軍閥や国民党の手下であったと自己批判した。 共産党政権下でも存続していた「大公報」は、本社を北京に移して天津版と上海版を合併し、新たに北京版「大公報」を1956年から発行した。1966年の文化大革命の際、北京の「大公報」では多くの社員が弾圧され、同年9月に「大公報」は停刊した。その直後に「前進報」と再改名して発刊したが、これも12月に紅衛兵の襲撃を受けて停刊し、中国大陸側における「大公報」の歴史は幕を閉じた。
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