中国国防部による認知
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「中国人民解放軍」の記事における「中国国防部による認知」の解説
2011年5月25日、中華人民共和国国防部の耿雁生報道官は、定例記者会見において広東省広州軍区のサイバー軍に関する質問を受け、その存在を認め、中国軍のインターネットセキュリティーの水準向上が目的と説明した。 中国網は「国防部は「『ネット藍軍』はいわゆる『ハッカー部隊』ではなく、国防当局が自らの必要に基づき臨時創設したネット防衛訓練機関だ。国際社会は行き過ぎた解釈をすべきでない」と回答した。」とし、あくまでアメリカが設立した点と防衛用である点を強調する事で、アメリカ側の攻撃用だと示唆した。なお、アメリカ側は中国側からの攻撃に対応するために米サイバー軍を立ち上げていると主張している。 2011年11月3日、米国の国家防諜局は報告書「サイバー空間で米国の経済機密を盗む外国スパイ」を議会に提出し、そのなかで中華人民共和国は「世界で最も活発かつ執拗な経済スパイ」とし、他ロシアを含め、スパイ活動の実行者として非難した。 表 話 編 歴 中華人民共和国の情報機関 中国共産党統一戦線工作部調査部中央宣伝部対外連絡部中央政策研究室 国務院中華人民共和国国家安全部(情報機関) - 国家安全局・国家安全庁中華人民共和国公安部(警察) 中国人民解放軍総参謀部 - 総参謀部第二部、総参謀部第三部(傘下に中国サイバー軍)、総参謀部第四部総政治部 - 連絡部、保衛部軍区司令部 - 情報部 その他610室(法輪功を取り締まるための秘密組織)、網絡警察(インターネットポリス)、国際関係学院(情報関係者などが学ぶ大学) 過去に存在した組織中国共産党中央調査室中国共産党中央社会部中央軍事委員会総情報部中央軍事委員会総参謀部連絡部国家政治保衛局(中華ソビエト共和国時代)中国共産党中央特別行動科(上海時代)
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