中京式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 11:07 UTC 版)
中京圏の喫茶店の多くは、朝方にドリンク類を注文する客に対して、モーニングサービスを行っている。名古屋を中心とする中京圏では、量やサービスが他地域と桁違いなことで知られる。名古屋は上項にもあるように、歴史的な経緯から喫茶店の多い地域であり、サービス競争は喫茶店以外の一部の外食産業も巻き込み、提供されるサービスも多岐に渡る。一般的には厚切りトースト、ゆで卵、ミニサラダ(またはフルーツ)等が無料あるいは格安で提供される他、食べ放題であったり、和食のサービスとしてうどんやおにぎりをつけたりもする。 このような熾烈なサービス競争が存在するため、喫茶店以外の店でも、朝から営業する場合は喫茶店に対抗して、モーニングサービス・あるいはモーニングセットと称した商品を販売する。この場合は、本業で使われている食材も提供され、カレー屋であればカレーやチャパティがつけられ、うどん屋であればうどんがつけられる。 中京圏でのこれら、モーニングサービスの多様性は枚挙に暇がなく、普通の食事と遜色ないことも多い。モーニングサービスを提供する時間帯も、開店から1時間程度の店舗もあれば、朝から夕方まで提供する「フルタイムモーニング」を行う喫茶店など、本来のモーニングサービスの範疇では捉らえきれない「モーニングサービス」を行う店舗もある。このような多様性やサービス競争は、日本国内でも他の地域では見られないスタイルである事から、名古屋めしに分類されることもある(喫茶店のサービスも参照のこと)。
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