世界 (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/03 02:40 UTC 版)
世界 | |
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世界 | |
監督 | 賈樟柯 |
脚本 | 賈樟柯 |
製作 |
吉田多喜男 市山尚三 |
出演者 |
趙濤 成泰燊 |
音楽 | 林強 |
撮影 | 余力為 |
編集 | 孔勁蕾 |
製作会社 |
バンダイビジュアル TOKYO FM 電通 テレビ朝日 ルーメン・フィルムズ エクストリーム・ピクチャーズ オフィス北野 ビターズ・エンド |
配給 |
オフィス北野 ビターズ・エンド |
公開 |
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上映時間 | 133分 |
製作国 |
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言語 | 中国語 |
『世界』(せかい、原題:世界、英語題:The World)は、賈樟柯監督・脚本による2004年の日本・中国・フランス合作の映画。第61回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門に出品された[1]。
あらすじ
北京世界公園でダンサーとして働くタオ(趙濤)には、守衛主任のタイシェン(成泰燊)という恋人がいる。タオの元恋人がモンゴルへ旅立つというので、2人は彼を見送りに行く。その帰りに立ち寄った汚い安ホテルで、タイシェンはタオに迫るが、タオは拒む。タオはホテルを出て一人で世界公園に戻るが、その後、写真館でDVDを撮ってもらっているうち、いつもの親密さが2人に戻ってくる。
タイシェンは、先輩から紹介されたチュンと共に、チュンの弟(=借金を抱えている)に会いに、太原へ出発する。ブランド品模造アトリエを経営するチュンは既婚者だが、夫は10年前パリ(ベルヴィル)に行ったきり連絡がない。言葉を交わすうちに、タイシェンとチュンは惹かれ合ってゆく。一方、タオは、ロシアから来たダンサーのアンナとのあいだに友情を築くが、カラオケ・バーでアンナが娼婦として働いていることを知り、涙を流す。
タイシェンの幼馴染のサンライ(王宏偉)が、まだ若いアークーニャンとともに、北京の建設現場に出稼ぎに来る。が、過労と事故が重なり、アークーニャンは病院に担ぎ込まれる。病院のベッドに横たわった彼が記すメモには、今まで自分に金を貸してくれた人の名前と金額が書いてあった。それを読み、サンライは慟哭する。アークーニャンの死後、その両親と兄が北京に上京してきて、補償金を受け取る。
ダンサーのウェイは、嫉妬深い恋人のニュウと結婚することを決意する。2人の結婚式の日、タイシェンの携帯電話には、フランスに旅立つチュンから1通のメールが届く。「あなたに会えてよかった」。それを読んだタオは、タイシェンの裏切りを知ってしまう。タオは、タイシェンを避け、新婚旅行に出ているウェイのアパートメントで寝泊まりする。そこへタイシェンが現れるが……。
深夜の三河鎮で、一酸化炭素中毒で1組の男女が倒れるという騒ぎが起きる。近隣住民が2人を外に運び出す。暗闇の中、タオとタイシェンの声が響く。「俺たち、死んだのか。」「いいえ、これは新しい始まりよ。」
キャスト
脚注
- ^ Vivarelli, Nick (2004年7月29日). “Yanks invade Lido”. Variety. 2014年10月30日閲覧。
外部リンク
「世界 (映画)」の例文・使い方・用例・文例
- 世界一周旅行
- 人々は,世界がパンケーキと同じように真っ平らであると信じていた
- 彼女はまるで自分が世界で唯一の少女であるかのようにふるまう
- 彼女がいなくなったからといって世界が終わるわけじゃあるまいし
- 世界的不況の兆し
- 彼は自家用のヨットに乗り込むと世界一周の航海に出発した
- 彼女は世界記録を破った
- 彼の美しい演技は私を能の世界に引き込んだ
- 我々は自分たちの製品の質を世界基準に到達させなければならない
- 彼は世界中の注目の的であった
- 世界ヘビー級チャンピオン
- 彼は世界的なテニスの選手だ
- 世界の共有財産
- 会社の悪い経済状態は世界的な景気後退によっていっそうひどくなった
- 私の最大の関心事は世界の環境保護だ
- 世界の隅々から
- その会議に出席するため世界中あらゆるところから研究者が集まった
- 彼は勇敢にもヨットで世界一周をした
- 日本は世界第2の経済大国と信じられている
- 小麦,米,ジャガイモ,トウモロコシが世界の4つの最重要農作物だ
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