世界最古の民需育成林業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:54 UTC 版)
「京都丹波高原国定公園」の記事における「世界最古の民需育成林業」の解説
古今東西、建築資材や燃料として森林が切り拓かれ、環境の変化から文明が崩壊した事例は枚挙にいとまなく、古代の日本においても同様であった。このような伐採一辺倒で数十年から百年単位での自然回復に委ねる林業に対し、植樹という発想が西洋で生まれたのは近世になってからのこと。一方日本では、計画的植林が9世紀には既に行われていた記録が残る。但し、それらは有力な貴族や寺社の建築資材調達という限られた特定用途であった。そうした中で京都北山から国定公園域では14世紀頃には、橋などの公共インフラから庶民の家屋の建築資材としてまで供給するために植林する社会性が伴う循環型林業が成立しており、これは世界最古のことといえる。
※この「世界最古の民需育成林業」の解説は、「京都丹波高原国定公園」の解説の一部です。
「世界最古の民需育成林業」を含む「京都丹波高原国定公園」の記事については、「京都丹波高原国定公園」の概要を参照ください。
- 世界最古の民需育成林業のページへのリンク