下水管、排水管の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 15:57 UTC 版)
「ディスポーザー」の記事における「下水管、排水管の影響」の解説
1990年代など国内における過去の使用自粛のお願いの理由としてディスポーザーは下水管(排水管)の閉塞を招くことが懸念された。現在ではディスポーザ社会実験を経て安全性も確認されており、実際にディスポーザーが原因で配管閉塞が報告された実例は自治体には無い。日本の配管基準となるHASS規格の定める配水管の管径と勾配に従えば60cm/秒の流速を確保でき、ディスポーザーを使用しても配管には問題ないことは科学的に立証されている。国土交通省が行った北海道歌登町(現、枝幸町)のディスポーザー導入社会実験のによると管渠内の掃流実験においても殻0.52m/s、貝殻0.59m/s、卵殻:貝殻(40:1)の混合物0.57m/sで掃流され計針に規定されている最小流速0.60m/sの範囲内であった。建築物は老朽化したり、設計どおりに必ずしも現場で施工されているとは限ら無い為に保守や設備更新が必要なケースもある。しかし配管の基準は日本も米国も同等であり、これは世界各国の下水道(排水管)は雨水によって流入する土砂が堆積しないことが前提で、比重の重い土砂が堆積しなければディスポーザー排水や屎尿も堆積することはない。 <参考資料> 下水道排水設備指針と解説 横須賀市下水道局
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