下士別駅とは? わかりやすく解説

下士別駅

(下士別仮乗降場 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 05:36 UTC 版)

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下士別駅
駅全景(2017年10月)
しもしべつ
Shimo-Shibetsu
W42 士別 (4.4 km)
(3.4 km) 多寄 W44
所在地 北海道士別市下士別町
駅番号 W43
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 58.3 km(旭川起点)
電報略号 シツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1955年(昭和30年)12月2日
廃止年月日 2021年(令和3年)3月13日[JR 1][JR 2][新聞 1]
備考 無人駅
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下士別駅(しもしべつえき)は、北海道上川総合振興局士別市下士別町にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線廃駅)である。駅番号W43電報略号シツ

一部の普通列車は当駅を通過し、2020年3月14日改正時点では、下り5本・上り4本が停車していた[1]

歴史

1977年の下士別駅と周囲約500m範囲。上が名寄方面。駅の名寄側に四十二線道(道道925号)の踏切。側を並行する国道40号沿いに多数の民家がある。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

同区間での気動車運転開始に伴い開設された[2]

年表

駅名の由来

当駅の所在する地名より。「士別」より天塩川の下流に位置するために「下」を冠した[4][5]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅だった。ホームは線路の西側(稚内方面に向かって左手側)に存在した[6]分岐器を持たない棒線駅となっていた[6]

仮乗降場に出自を持つ開業時からの無人駅[7]士別駅管理)だった。ホーム北側の出入口から少し離れた位置に待合所を有した[8]。古い建物で、以前の外壁は下見板張りで[8]、1993年(平成5年)3月時点では荒廃していたが[6]その後改修され、外壁がカラー鉄板張りとなり、出入口に住宅用の引き戸のサッシが利用されていた[8]。ホームは木製デッキ式ではなくプレコン製であった[8]。稚内方に90度の角度でスロープが設置され[8]駅施設外に連絡していた。有効長は2両分であった。待合所正面から向かって右手側に別棟のトイレ棟が、左手側に片流れ屋根付きの自転車置場棟が設置されていた[8]

利用状況

  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は6人[6]
  • 2011 - 2015年(平成23 - 27年)の乗車人員(11月の調査日)平均は「10名以下」[JR 3]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は2.2人[JR 4]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の平均乗客数は1.6人[新聞 3]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「3名以下」[JR 5]
  • 2015 - 2019年(平成27 - 令和元年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は2.6人[JR 6]、乗降人員調査(11月の調査日)平均は「3名以下」[JR 7]

駅周辺

名寄盆地の中の、広い平地に位置する[8]。当地附近の天塩川支流にはが多い[8]稲作地帯である。小さい市街地がある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
宗谷本線(廃止時点)
士別駅 (W42) - 下士別駅 (W43) - 多寄駅 (W44)

脚注

[脚注の使い方]

出典

  1. ^ 『北海道時刻表』第61巻第3号(通巻723号)、交通新聞社、2020年2月25日、 pp.132-134。
  2. ^ “全駅DATA 石北本線②(上川~網走) 宗谷本線”. 週刊JR全駅・全車両基地 (朝日新聞出版) (No.60): pp.19-27. (2013-10-03). 
  3. ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)46ページより。
  4. ^ 『北海道 駅名の起源』日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、第1版、175頁。
  5. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)120ページより。
  6. ^ a b c d 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)144ページより。
  7. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)148ページより。
  8. ^ a b c d e f g h 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)202ページより。

JR北海道

  1. ^ a b “来春のダイヤ見直しについて” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2020年12月9日), オリジナルの2020年12月9日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201209060401/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201209_KO_kaisei.pdf 2020年12月9日閲覧。 
  2. ^ a b “2021年3月ダイヤ改正について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2020年12月18日), オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20201218050637/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201218_KO_Daikai.pdf 2020年12月18日閲覧。 
  3. ^ 極端にご利用の少ない駅(3月26日現在) (PDF)”. 平成28年度事業運営の最重点事項. 北海道旅客鉄道. p. 6 (2016年3月28日). 2017年9月25日閲覧。
  4. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況) (PDF)”. 宗谷線(旭川~稚内間)事業計画(アクションプラン). 北海道旅客鉄道. pp. 11-12 (2019年4月). 2019年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月18日閲覧。
  5. ^ 駅別乗車人員 (PDF)”. 全線区のご利用状況(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. 2020年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月20日閲覧。
  6. ^ 駅別乗車人員(【別添資料】(2)宗谷本線(旭川・稚内間)の状況) (PDF)”. 宗谷線(旭川~稚内間)第2期事業計画(アクションプラン). p. 10 (2021年4月16日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月29日閲覧。
  7. ^ 駅別乗車人員 (PDF)”. 地域交通を持続的に維持するために > 全線区のご利用状況. 北海道旅客鉄道 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。

新聞記事

  1. ^ a b “18無人駅に「ありがとう」 JRダイヤ改正で廃止 住民やファン 各地で別れ”. 北海道新聞. (2021年3月13日). オリジナルの2021年3月13日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/k4tNW 2021年3月13日閲覧。 
  2. ^ “宗谷線13無人駅 来年3月廃止へ”. 北海道新聞. (2020年3月28日). オリジナルの2020年3月28日時点におけるアーカイブ。. http://archive.is/yCtYZ 2020年3月28日閲覧。 
  3. ^ a b “宗谷線と石北線 4駅の廃止容認”. 北海道新聞. (2020年3月6日). オリジナルの2020年3月6日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/c0xH0 2020年3月6日閲覧。 

関連項目

外部リンク





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