下北沢駅前の商店街
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 06:04 UTC 版)
下北沢駅は小高い丘を挟んで位置し、南口は低く、西口周辺は高い位置にあり、狭隘な街路が入り組んでいる。こうした地域特性から、周辺住民を対象とした雑貨屋、古着屋、生地屋などが古くから存在し、「コットン・タウン」と呼ばれ脚光を浴びた時期もある。いくつかの店舗名にコットンを付けたものがあることで当時の名残りが偲ばれる。 また、北口の駅前には「下北沢北口駅前食品市場」という小規模な小売店が集まる一角が2017年9月まであった。1948年頃から駅前に集まった店が、トタン屋根の下で市場を形成し始めた。最盛期の1970年頃には約70店が営業していた。 商業地域は、それより前からある小田急線の線路で概ね区分される状態で、複数の商店街組織がある。 下北沢一番街 しもきた商店街 下北沢東会 下北沢南口商店街 下北沢南口ピュアロード新栄商店会 代沢通り共栄会 街並みの状態や、下北沢に警察署がないこと(交番はある)などが、かえって商店街レベルでの防犯への危機感につながってきている面もある。パチンコ店や北沢八幡宮例大祭での露店からの暴力団排除、近年では、落書き消去・防止の活動に力を入れている商店街もある。落書き消去は、東京周辺などの他地域の商店街からも注目され、度々報道でも取り上げられている(参考:『平成4年警察白書』、北澤八幡神社他)。
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