三座稲荷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/06 18:13 UTC 版)
入子稲荷、三丁目稲荷、三座宮稲荷とも称される。社名は祭神が稲荷神・太郎神・次郎神の三体あることに由来する。『飯能郷土史』によれば、源義家が後三年の役の戦死者を祀った伊豆大明神の分霊を祀り、明治初年に太郎神・次郎神を合祀して三座稲荷と言うようになった。小谷野寛一の『民俗茶ばなし』によれば、明治時代に勧請され、伊豆大明神・太郎神・次郎神が祀られていると言われている。『続々民俗茶ばなし』によれば、祭神は倉稲魂だとされる。 ともに現在の飯能市稲荷町にあるこの神社と久下稲荷神社について、『新編武蔵風土記稿』の久下分村の項には「稲荷社 飯能村能仁寺持」と「稲荷社 村民の持」と記載されているが、どちらがこの神社であるのかは不明である。 『武蔵国郡村誌』の久下分村の項には「保食命を祭る祭日二月十一日」の稲荷社が村の東方に一社、南方に二社ある。かつては境内が広く、近くに1921年(大正10年)頃に指定地となった婦美町と呼ばれる歓楽街が栄え、花柳界の人々に信仰されたといわれている。 境内には囃子保存会「三丁目共鳴会」の山車倉庫がある。2月11日に三座稲荷神社初午祈願祭が行われている。
※この「三座稲荷」の解説は、「秋葉神社・三座稲荷」の解説の一部です。
「三座稲荷」を含む「秋葉神社・三座稲荷」の記事については、「秋葉神社・三座稲荷」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から三座稲荷を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 三座稲荷のページへのリンク