万倉の大岩郷とは? わかりやすく解説

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万倉の大岩郷

名称: 万倉の大岩郷
ふりがな まぐらのおおいわごう
種別 天然記念物
種別2:
都道府県 山口県
市区町村 美祢市伊佐町奥万倉
管理団体 美禰市(昭11・7・1)
指定年月日 1935.12.24(昭和10.12.24)
指定基準 地1,地9
特別指定年月日
追加指定年月日
解説文: 英輝閃緑岩大岩塊ガ累々堆積シテセル石海ニシテ岩郷ハソノ方言ナリ岩塊ノ大サハ徑約一メートルヨリ約六メートルニ及ビ岩郷ノ広サハ町歩ヲ占ムコノ地ノ石海ハ往古山崩跡地風化侵蝕ヲ蒙リテ生シタルモノニシテ地質現象トシテ珍シキモノナリ

万倉の大岩郷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/07 06:36 UTC 版)

万倉の大岩郷

万倉の大岩郷(まぐらのおおいわごう)は、山口県美祢市奥万倉にある岩塊流である[1]1935年昭和10年)12月24日に国指定の天然記念物に指定されている[2]

概要

万倉の
大岩郷
万倉の大岩郷の位置

万倉の大岩郷は美祢市にある金毘羅山の南側、標高320 - 380メートル付近の山腹にあり、長さ110メートル、幅30 - 40メートル、面積3967平方メートルに及ぶ岩海である。この近辺は石英閃緑岩が分布する地域で、直径1 - 6メートルの巨大な岩塊礫が自然に積み重なっている。形成時期は更新世から弥生時代後期までであろうと推定されている[3]

岩海の成因は、地殻の変動による山崩れと、その後の風化によってできたという説、閃緑岩の節理に沿って粘土部が風化し、流れ去って残ったもの、などの説がある[4]

自然

岩海の周辺にはアオガネシダ、ミヤマノキシダ、シシランムギラン、ウドカズラといった植物が見られる[4]

脚注

  1. ^ 日本の典型地形 国土地理院技術資料D1-No.357”. 国土地理院. 2015年11月1日閲覧。
  2. ^ 万倉の大岩郷 - 国指定文化財等データベース(文化庁)、2015年11月1日閲覧。
  3. ^ 美祢市史編集委員会『美祢市史』 1982年、NCID BN02968238
  4. ^ a b 朝日新聞山口支局 編『山口県の自然100選』葦書房 1989年 pp.174-175

座標: 北緯34度8分0.2秒 東経131度14分4.2秒 / 北緯34.133389度 東経131.234500度 / 34.133389; 131.234500



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