七咲逢ルート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 15:51 UTC 版)
校内で見かけた黒猫を追いかけ、校舎裏にたどりついた純一。近くの非常階段を見上げると、制服姿の少女の黒い下着をうっかり覗いてしまう。ショートカットの小柄な少女は、七咲逢という名前だった。純一は、七咲から覗き魔と呼ばれてしまう。 その後も純一は七咲とたびたび遭遇し、彼女からは冷たい生意気な態度をとられる。だが、純一の妹の美也をとおして、二人は親しくなる。いつものように校舎裏で話していたある日、七咲はまた自分の下着が見たいかと純一に尋ねる。慌てる純一に、七咲は挑発的な笑みを浮かべて制服のスカートを捲り上げた。純一は黒い下着を目にしたかと思い顔を赤くするが、それは実は競泳用の水着だった。七咲は水泳部員で、制服の下に水着を着込んでいたのだという。 水着姿の水泳部長、塚原響から、純一は七咲の噂を聞く。七咲は水泳部の期待の新人だった。しかし、七咲は勉強が大の苦手で、純一は七咲に勉強を教えることになる。七咲が幼い弟との関係に悩んでいることも知り、アドバイスするようにもなる。そんなとき、二人は同じ小学校出身だということがわかり、校庭の大型遊具がタコとイカのどちらだったかを確かめるため、二人は夜の小学校に忍び込む。ところが、突如として現れた野犬が七咲に迫る。純一は七咲をかばって野犬を撃退するが、怯え震える七咲は純一に抱きつく。純一は七咲の小さな身体を強く抱きしめた。 七咲は、夢にまで純一が出てくるようになり、彼のことしか考えられなくなっていく。同時に塚原部長や先輩の森島はるかたちとも親しくする純一を見ると、嫉妬で心が激しくかき乱されるようになる。だが、そのことは部活にとってはマイナスだった。七咲は成果を挙げられなくなり、大会の選手から外されてしまった。 純一と塚原は、七咲のことを心配するが、七咲は大丈夫だと答える。しかし、その放課後、七咲は屋内プールで涙ぐんでいた。七咲が無理をしていたことを純一は悟る。泣いている姿を見られたくなかった七咲は水中に逃げ出すが、純一は制服姿で彼女に追いつき、小さな身体を抱きしめ慰めた。落ち着いた七咲は、純一に唇を押し付ける。 クリスマスイブになった。七咲は何も説明しないまま純一を山奥へと連れ込む。その先にあったのは秘湯だった。誰もいない湯に七咲と2人きりで入ることになる純一。しかも、二人とも裸の上にタオルだけを身につけた状態だった。やがて七咲は純一に不安そうに告白する。純一も七咲を好きだと答えると、七咲は嬉しさのあまり純一に抱きついてしまい、同時にバスタオルもはだけ、落ちてしまった。頬を真っ赤にしつつも、裸のまま純一を押し倒した七咲は、彼とキスをする。 その後、ある部屋に移動した二人が窓をあけると、窓の外には綺麗な花火が打ち上げられていた。
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