ワシントンD.C.時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/27 03:07 UTC 版)
「バッド・ブレインズ」の記事における「ワシントンD.C.時代」の解説
高校で知り合った後の中心メンバー4人に、シド・マックレイを加えた5人編成バンド、『マインド・パワー(Mind power)』を母体とする。当時は、ウェザー・リポートなどのフュージョン系のコピーを行っていた。 その折、マックレイの紹介でラモーンズ、セックス・ピストルズの音源に触れ、大きな衝撃を受ける。バンドは、すぐさま音楽志向をパンク・ロックに変更。トラブルのあったマックレイを除いた4人編成のバンド「バッド・ブレインズ」に変身する。 当初は、ピストルズやイーターなどをコピーしていたが、程なくオリジナル曲を作るようになり、ワシントンD.C.に進出して多くのライブを行う。「ラモーンズを手本に、より進化したい」との思いから、曲は高速化。さらにフュージョン系のコピーで養った高い演奏技術を元に、単なる3コードの繰り返しではない、多彩な曲を演奏し、次第に人気を獲得していく。H.R.の激しいパフォーマンスも話題をさらった。 バッド・ブレインズのライブは、常に暴動寸前の熱狂を呼び起こし、ライブが終わったあとのクラブでどこかが破壊されていないところは無かった、といわれる。そのため、バンドはD.C.中のクラブから締め出しを食らってしまう。代表曲『Banned in DC』は、このことを題材にした曲である。 この時のバッド・ブレインズに触れて多大な影響を受けた人物には、マイナー・スレット、フガジのメンバーとして、またディスコード・レコードの主宰者としてD.C.ハードコア・シーンの中心的人物となるイアン・マッケイや、ブラック・フラッグのヴォーカリストとなるヘンリー・ロリンズなどがいる。
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