ロシア帝国運輸通信省
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:35 UTC 版)
ロシア国内ではサンクトペテルブルク─モスクワ鉄道の建設(1842年〜1851年)やサンクトペテルブルク─ワルシャワ鉄道、モスクワ─ニジニ・ノヴゴロド鉄道の開通(1862年)などの鉄道輸送網の発達で、1860年代には鉄道事業および鉄道監督行政を所管する官庁の整備が急務となった。1865年6月15日、皇帝アレクサンドル2世の勅令に基づき、内務省および逓信庁の電信部門を統合してロシア帝国運輸通信省(ロシア語版)(МПС, Министерство путей сообщения Российской империи)が発足した。 1867年には運輸通信省建設総局(Управление строительства МПС)が設置されて鉄道網整備が進められ、1891年にはシベリア鉄道が着工した。1900年には路線総延長が4万4900キロに、1913年には5万8500キロに達し、同年の輸送実績は貨物1億3240万トン、旅客1億8480万人に上った。
※この「ロシア帝国運輸通信省」の解説は、「ロシア鉄道」の解説の一部です。
「ロシア帝国運輸通信省」を含む「ロシア鉄道」の記事については、「ロシア鉄道」の概要を参照ください。
- ロシア帝国運輸通信省のページへのリンク