ロシア・コサック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:46 UTC 版)
ロシア・コサックは、ウクライナのコサックをモデルにロシア帝国によって編成された半農武装集団である。ロシア帝国のコサック兵は、アストラハン、アムール、クバーニ、テレク、ドン、ウラル(英語版)、ザバイカルなどの特別軍管区に生活し、平時には農耕を行い、有事には軍務を行うことを条件に特権的な土地使用を認められた階級をなしていた。 なお、ロシア語では、コサックは「カザーク」と呼ばれる。ロシア・コサックは、しばしば異民族の富やツァーリからの恩賞を求めてアジアへと進出し、北・東アジアにおけるロシア植民地化政策に多く貢献した。ロシア革命とそれに続くロシア内戦の際には、コサック兵たちは反革命側の強大な軍事勢力を形成し、各地で赤軍と大規模な戦闘を繰り広げた。クバーニなどのコサックはツァーリの処刑後独立を宣言したが、こうした「独立政権」は旧ロシア帝国領内に無数に誕生した。
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