レーザーによるインプラント床形成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/24 08:15 UTC 版)
「歯科インプラント学」の記事における「レーザーによるインプラント床形成」の解説
ドリルによる形成では、ドリルの先端が骨内で不測の方向に運動性を与えられる。そのとき、その手技的なコントロールが難しく、誤った方向性を完成させる結果につながりやすい。つまり、硬いところよりも軟らかいところへ移動するエネルギー運動が起きる。その場合、エルビウムレーザーは、安全にどのような方向にも、非接触で穴を開けることができるので、最近の審美歯科治療に応用されるようになった。ただし、ドリルと同様の形態付与は特殊なテンプレートなどを用いなければならない。また、レーザーによる殺菌やLLLT、非侵襲的な治療ができるので治癒が早い。ドリルのような余計な圧力を患者に与えることもない。デメリットは、ドリルのスピードより遅く、ドリルのような面切削ではないので形態付与に技術力が必要になる。レーザーの切削深度は、レーザーの種類により異なるが、チップのサイズやレーザーの出力をコントロールすれば期待通りの切削深度が保たれる。
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