レタカラ・クルヴィケプス

熱帯魚写真館

レタカラ・クルヴィケプス

通称：フラッグ・シクリッド、レタカラ・クルヴィケプス

学名：Laetacara curviceps (Ahl, 1923)

分布：アマゾン河

サイズ：約６～７ｃｍ

水温：２２～２６度（２２～３２度）

ｐＨ：５．２～７．５（４．０～８．０）

水温、ｐＨは最適な値と共に、（）の中にある値は飼育可能な適応範囲を表しています。
熱帯魚は生き物ですので、数値はあくまで参考程度としてお考えください。

特徴

旧“エキデンス”と呼ばれていたシクリッドの中で最もポピュラーな種類がこのクルヴィケプスです。 フラッグ・シクリッドとも呼ばれ、古くから親しまれているドワーフシクリッドの一つと言えます。 ドワーフシクリッドはアピストグラマが人気の高い仲間ですが、このクルヴィケプスも青色を基調に 赤色が混ざり、美しい種類です。

繁殖も比較的容易な魚で、産卵はアピストグラマの仲間がケーブスポウナーに対し、本種は オープンスポウナーと呼ばれる石の上や幅の広い水草の上に産卵します。 稚魚の育成も孵化して間もないブラインシュリンプを食べられる為、育成も容易です。

飼育について

日本に入荷する本種の多くは東南アジアなどで養殖された個体で、水温・水質ともに気にする事無く、飼育することができます。 ワイルドの個体も入荷し、養殖個体よりも高価ですが、発色などはワイルド個体のほうが美しいと言えます。 アピストグラマほどではありませんが、亜硝酸などの増加により体調を崩したり、病気になる場合もある為、 ろ過の効いた水槽で定期的な水換えを行えれば容易に飼育できます。