ルイス・スコラとは? わかりやすく解説

ルイス・スコラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/19 09:22 UTC 版)

ルイス・スコラ
Luis Scola
オリンピア・ミラノでのスコラ
(2019年)
引退
愛称 "Luifa"
スペイン語 Luis Alberto Scola Balvoa
国籍 アルゼンチン
スペイン
生年月日 (1980-04-30) 1980年4月30日(44歳)
出身地 ブエノスアイレス
身長(現役時) 206cm (6 ft 9 in)
体重(現役時) 109kg (240 lb)
ウィングスパン(現役時) 216cm  (7 ft 1 in)
キャリア情報
出身 フェロカリル・オエステ
NBAドラフト 2002年 / 2巡目 / 全体56位[1]
プロ選手期間 1995年–2021年
ポジション PF
選手経歴
1995–1998
1998–2000
2000–2007
2007-2012
2012-2013
2013-2015
2015-2016
2016-2017
2017-2018
2018-2019
2019-2020
2020-2021
フェロカリル・オエステ
ヒホン・バロンセスト
タウ・セラミカ
ヒューストン・ロケッツ
フェニックス・サンズ
インディアナ・ペイサーズ
トロント・ラプターズ
ブルックリン・ネッツ
山西汾酒猛龍籃球倶楽部
上海久事大鯊魚籃球俱樂部
オリンピア・ミラノ
パラカネストロ・ヴァレーゼ
受賞歴
通算成績
得点 8,882 (12.0 ppg)
リバウンド 4,941 (6.7 rpg)
アシスト 1,194 (1.6 apg)
Stats  Basketball-Reference.com
Stats  NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ アルゼンチン
獲得メダル
男子バスケットボール
アルゼンチン
オリンピック
2004 アテネ
2008 北京
世界選手権
2002 インディアナポリス
2019 中国
ダイヤモンドボール・トーナメント
2004 ベオグラード
2008 南京
アメリカ選手権
1999 サンフアン
2001 ネウケン
2003 サンフアン
2007 ラスベガス 大会MVP
2009 サンフアン 大会MVP
2011 マル・デル・プラタ 大会MVP
2013 カラカス
2015 メキシコシティ 大会MVP
2017 アルゼンチン
パンアメリカン競技大会
2019 リマ

ルイス・アルベルト・スコラ・バルボアLuis Alberto Scola Balvoa, 1980年4月30日 - )は、アルゼンチンの元プロバスケットボール選手。リーガACBで活躍し、NBAヒューストン・ロケッツなどでも活躍した。首都ブエノスアイレス出身。ポジションはパワーフォワード

来歴

1996年、地元ブエノスアイレスフェロカリル・オエステでプロキャリアを開始。

1998年、スペインへ渡りLEB(2部リーグ)に所属するヒホンに入団。リーガACB昇格の原動力となった。

2000年、ACBの強豪タウ・セラミカへ移籍。2002年のACB初優勝を始め、ユーロリーグでも2000/01準優勝など長きにわたり活躍を見せ、ファーストチームにも2度選出された。

NBA

2002年のNBAドラフトにて2巡目全体56位でサンアントニオ・スパーズから指名された。2005年にスパーズは、同じアルゼンチン代表であるマヌ・ジノビリのチームメートとして獲得するために、契約解除を試みたが失敗し、ファブリシオ・オベルトを代わりに獲得した。

2007年、優先交渉権がジャッキー・バトラーと合わせてヴァシレイオス・スパヌリスとの交換によりヒューストン・ロケッツへ譲渡され契約を結んだ[1](スパヌリスはスパーズでプレーせずギリシアに帰国)。

07-08シーズンの新人王投票では、ケビン・デュラントの545ポイント、アル・ホーフォードの390ポイントに次ぐ146ポイントを獲得した[2]。またNBAオールルーキーファーストチームに選ばれた。

2010年3月13日のニュージャージー・ネッツ戦でキャリアハイとなる44得点を記録した。

2011年12月8日、NBAのロックアウトが終了する直前にロケッツ、ロサンゼルス・レイカーズニューオーリンズ・ホーネッツとの間で、ゴラン・ドラギッチケビン・マーティンラマー・オドムがホーネッツに移籍、パウ・ガソルがレイカーズからロケッツに移籍、クリス・ポールがホーネッツからレイカーズに移籍するトレードの合意がなされたが、その夜他のチームオーナーからこのトレードに反対する意見が出て、デビッド・スターンNBAコミッショナーはこのトレードを無効と決定した[3]

11-12シーズン、平均15.5得点、6.4リバウンドをあげた[4]

2012年7月13日、ロケッツにアムネスティ条項を行使され放出された。ロケッツはこの年、ドワイト・ハワードの獲得を狙っており、サラリーキャップを空けるための放出であった (ハワードは翌年獲得) 。ロケッツでの5シーズンでスコラは平均14.5得点、7.7リバウンドをあげていた[5]。7月15日、フェニックス・サンズがスコラのウェーバーにクレームし獲得した[6]

2013年7月27日にジェラルド・グリーンマイルズ・プラムリー、将来のドラフト1巡指名権とのトレードでインディアナ・ペイサーズへ移籍した[7]

2015年夏、FAとなったスコラは、ユーロリーグを制覇したレアル・マドリード・バロンセスト入りが噂されるも、引き続きNBAで戦うことを決意。7月8日にトロント・ラプターズとの1年300万ドルの契約に合意した。

2016年7月12日にブルックリン・ネッツとの契約に合意した[8]。2017年2月27日にネッツから解雇された[9]

中国へ

2017年7月9日にCBA山西汾酒猛龍籃球倶楽部との契約に合意した[10]

現役引退

2020-21シーズンをパラカネストロ・ヴァレーゼでプレーし、2021年9月22日に現役引退を表明。同チームの社長に就任することが発表された[11]

個人成績

略称説明
  GP 試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  PIR  パフォーマンス指数
 太字  キャリアハイ    リーグリーダー    優勝シーズン  

NBA

レギュラーシーズン

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2007–08 HOU 82* 39 24.7 .515 .000 .668 6.4 1.3 .7 .2 10.3
2008–09 82* 82* 30.3 .531 .000 .760 8.8 1.5 .8 .1 12.7
2009–10 82* 82* 32.6 .514 .200 .779 8.6 2.1 .8 .3 16.2
2010–11 74 74 32.6 .504 .000 .738 8.2 2.5 .6 .6 18.3
2011–12 66* 66* 31.3 .491 .000 .773 6.5 2.1 .5 .4 15.5
2012–13 PHX 82* 67 26.6 .473 .188 .787 6.6 2.2 .8 .4 12.8
2013–14 IND 82 2 17.1 .470 .143 .728 4.8 1.0 .3 .2 7.6
2014–15 81 16 20.5 .467 .250 .699 6.5 1.3 .6 .2 9.4
2015–16 TOR 76 76 21.5 .450 .404 .726 4.7 .9 .6 .4 8.7
2016–17 BKN 36 1 12.8 .470 .340 .676 3.9 1.0 .4 .1 5.1
通算 743 505 25.6 .493 .339 .740 6.7 1.6 .6 .3 12.0
  • 2011-2012シーズンは66試合で打ち切り

プレーオフ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2008 HOU 6 6 36.7 .448 .000 .686 9.3 1.3 .7 .2 14.0
2009 13 13 32.6 .494 .000 .673 8.4 1.8 .5 .2 14.4
2014 IND 17 0 13.9 .465 .333 .591 2.5 .5 .4 .2 6.1
2016 TOR 11 9 12.7 .258 .190 .727 1.6 .6 .3 .0 2.5
通算 48 28 21.4 .454 .200 .667 4.7 1.0 .4 .1 8.5

ユーロリーグ

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG PIR
2000–01 サスキ・バスコニア 22 5 18.3 .547 .000 .538 4.4 .7 1.0 .1 8.7 7.0
2001–02 20 3 23.7 .689 .333 .670 4.6 1.1 1.3 .3 15.9 16.8
2002–03 16 9 24.7 .546 --- .677 5.0 1.3 .9 .3 15.1 13.0
2003–04 14 6 28.8 .604 --- .765 6.1 2.4 1.4 .4 15.2 16.8
2004–05 24 21 24.7 .564 .000 .676 6.5 1.9 1.3 .7 15.1 16.9
2005–06 25 24 28.6 .536 .000 .679 6.7 2.2 1.6 .8 14.8 18.8
2006–07 23 18 26.5 .573 .000 .708 5.9 2.2 .9 .3 15.5 17.9
2019–20 オリンピア・ミラノ 28* 24 19.2 .454 .353 .655 4.4 1.1 .5 .1 9.2 8.5
通算 172 110 24.5 .560 .316 .670 5.4 1.6 1.1 .4 13.4 14.3

代表歴

アルゼンチン代表として20022006年2014年2019年世界選手権に出場。2002年と2019年は銀メダルを獲得。

また、アテネ五輪では金メダル獲得メンバーのひとりである[1]北京五輪では銅メダルを獲得。

脚注

  1. ^ a b San Antonio's 2002 draft pick Scola signs with Rockets”. ESPN (2007年7月18日). 2015年6月1日閲覧。
  2. ^ Kevin Durant Named T-Mobile Rookie of the Year”. nba.com (2008年5月1日). 2015年6月1日閲覧。
  3. ^ Adrian Wojnarowski (2011年12月9日). “[ケビン・マーティン (バスケットボール) Teams still pushing for Paul trade]”. Yahoo! Sports. 2015年6月1日閲覧。
  4. ^ Doug Haller (2012年7月15日). “Reports: Phoenix Suns acquire Luis Scola in auction”. azcentral.com. 2015年6月1日閲覧。
  5. ^ Rockets use amnesty on Scola”. FOXスポーツ (2014年7月24日). 2015年6月1日閲覧。
  6. ^ Royce Young. “Suns claim Luis Scola off waiver wire, amnesty Josh Childress”. CBSスポーツ. 2015年6月1日閲覧。
  7. ^ Pacers Acquire Luis Scola; Send Green, Plumlee, Future No. 1 Pick to Suns”. nba.com (2013年7月27日). 2015年6月1日閲覧。
  8. ^ Luis Scola agreed to terms with Nets
  9. ^ Nets waive Luis Scola
  10. ^ Luis Scola signs in China with Shanxi
  11. ^ アルゼンチン代表のレジェンド、ルイス・スコラが現役引退…古巣のCEOへ就任”. バスケットボールキング (2021年9月22日). 2021年9月23日閲覧。

関連項目

外部リンク






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ルイス・スコラ」の関連用語

ルイス・スコラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ルイス・スコラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのルイス・スコラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS