リラクタンスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > リラクタンスの意味・解説 

リラクタンス【reluctance】

読み方:りらくたんす

磁気回路における磁束対す抵抗力磁気抵抗


磁気抵抗

(リラクタンス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/06 20:18 UTC 版)

磁気抵抗(じきていこう;英 magnetic reluctance または magnetic resistance)は、磁気回路における磁束の流れにくさを表す度合いで、起磁力磁束で割った値で表される。電気回路における電流の流れにくさを表す電気抵抗(electrical resistance)に対応するもの(アナロジー)である。




「磁気抵抗」の続きの解説一覧

リラクタンス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 23:22 UTC 版)

磁気回路」の記事における「リラクタンス」の解説

リラクタンスもしくは磁気抵抗は、電気回路における電気抵抗類似している(ただし磁気エネルギー消費しない)。電場により電流最小抵抗経路をたどるのと同様に磁場により磁束最小のリラクタンスの経路をたどる。電気抵抗同じくスカラー示量性である。 合計のリラクタンスは、受動磁気回路MMFとこの回路磁束の比に等しくなるAC場では、リラクタンスは正弦波MMF磁束振幅値比である(フェーザ参照) 定義は次のように表現されるR = F Φ {\displaystyle {\mathcal {R}}={\frac {\mathcal {F}}{\Phi }}} R {\displaystyle \scriptstyle {\mathcal {R}}} はウェーバあたりのアンペア回数ヘンリーあたりの回数相当する単位)の抵抗である。 マクスウェル方程式記述されているように、磁束は常に閉ループ形成するが、ループ経路周囲材料のリラクタンスに依存する。これは最も抵抗小さ経路集中する空気真空はリラクタンスが高く軟鉄など磁化しやすい材料はリラクタンスが低くなる。リラクタンスが低い材料への磁束集中は、強い一時的な形成し材料をより高い磁束領域向かって移動させる傾向のある力学的な力を起こすため、常に引力となる。 リラクタンスの逆数パーミアンス呼ばれるP = 1 R {\displaystyle {\mathcal {P}}={\frac {1}{\mathcal {R}}}} このSI組立単位ヘンリーである(インダクタンス概念異なるが、単位は同じである)。

※この「リラクタンス」の解説は、「磁気回路」の解説の一部です。
「リラクタンス」を含む「磁気回路」の記事については、「磁気回路」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「リラクタンス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「リラクタンス」の関連用語

リラクタンスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



リラクタンスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの磁気抵抗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの磁気回路 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS