リチウム/フッ素とは? わかりやすく解説

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リチウム/フッ素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 02:25 UTC 版)

液体燃料ロケット」の記事における「リチウム/フッ素」の解説

これまで燃焼試験され化学推進剤の中で最も比推力が高いのは、リチウムと、比推力向上させるフッ素水素加えた組み合わせである。それぞれの推進剤それぞれのタンク貯蔵される三液推進系である。この組み合わせにより真空中での比推力542秒を得られ噴出速度は5320m/sである。 これほど優れた推進剤一般的に使用されない理由は、3種類のそれぞれの液体推進剤水素は-252°C (21K)、リチウム180°C (453K)で液状に保つ必要があるからである。リチウムフッ素両方とも腐食性強くリチウム空気触れるだけで発火しフッ素大半燃料接触するだけで点火し水素自己着火性ではないが爆発の危険がある。排気ガス含まれるフッ素フッ化水素(HF)は強い毒性持ち発射台周辺作業する事を困難にさせ、環境悪影響及ぼし打ち上げ許可を得ることが困難である。ロケット排気同様にイオン化されロケットとの無線による通信妨げる。リチウムフッ素高価希少であり、実際にこのような用途には十分に問題である。この組み合わせ打ち上げられことはない。

※この「リチウム/フッ素」の解説は、「液体燃料ロケット」の解説の一部です。
「リチウム/フッ素」を含む「液体燃料ロケット」の記事については、「液体燃料ロケット」の概要を参照ください。

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