ラーマ6世時代
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ラーマ6世(ワチラーウット)は自らが文人であり、1915年には優れた文学を選び出し文芸を振興するためにシャム文芸協会を設立した。ラーマ6世時代は言論の自由が大幅に許されナーラーイ、ラーマ2世に続く「文学の第三の黄金期」とも言われている。ラーマ6世自身200以上の著作を残しておりその中には『ヴェニスの商人』、『ロミオとジュリエット』、『お気に召すまま』などの翻訳作品、『東洋のユダヤ人』、『タイよ目覚めよ!』などの愛国的エッセー、舞踊劇『マッタナパーター』などがあり。興味深いところでは英文小説であるが日本女性をモデルにした『おはなさん』などがある。 短編小説ではナラーティッププラパン親王(ワラワナーコーン親王)による『蝶々夫人』の翻訳小説、その形式を元にした『消えた首飾り』などがあり発展を見せた。詩作では韻文・散文ともに数多く作られた。特筆すべきものとしてクルーテープ(チャオプラヤー・タンマサックモントリー)の社会問題に言及した詩作などが挙げられる。
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