ラグビーユニオンに特有の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/07 00:42 UTC 版)
「トライ (ラグビー)」の記事における「ラグビーユニオンに特有の変化」の解説
グラウンディングには次の2通りの方法がある。参照: 競技規則: Rugby Union (World Rugby, 2020)内の「2020年版ワールドラグビー競技規則をダウンロード」(日本語版)あるいは "Download the 2020 World Rugby Law Book" (英語版)の文章をクリック。本章では「本規則」とする。 ボールが手あるいは腕で抱えられている場合、単にボールをインゴールのグラウンドに接するだけで十分であり、下方に押しつける必要はない。 インゴール内で地上にボールがある時、そのボールを手、腕、あるいは前半身のうち首から腰の間を使って押さえる。(本規則 P.48の図「ボールのグラウディング」より) トライが与えられるためには、攻撃側の選手は守備側の選手よりも前にボールを接地しなければならない。どちらが先にボールを接地したかについて疑問がある場合、攻撃側に5メートルスクラム与えられる。(インゴールラインより自陣側5 mの地点でのスクラム) インタッチあるいはタッチインゴールにいるが、ボールを持っていない選手は、インゴールでボールをグラウンディングさせることによってトライを決めることができる。(本規則 P.48 「トライ」2-eより) かつては、「ゴールポストおよびグラウンドレベルの詰め物はゴールラインの一部であり、したがってインゴールの一部であるため、ポストの足にボールをグラウンディングさせることによってトライを決めることができ」たが、2020年版本規則では削除され、この状態でのトライは認められなくなった。 選手はスクラム内のボールがゴールラインに達するか超えたらすぐにボールをグラウンディングすることができる(スクラムを規定する規則はインゴールエリアには適応されないため、ボールがラインを超えるとすぐに選手はスクラムを離れてボールをグラウンディングできる)。 攻撃側の選手がゴールラインの手前でタックルされたが、「すぐに」手を延ばしてゴールライン上あるいはゴールラインを超えた地点にボールを接地した場合、トライが記録される(これはラグビーリーグとの明確な違いである。ラグビーリーグでは「ダブルムーブメント」の反則が取られる)。 テレビジョンマッチオフィシャル(TMO (Television Match Official); ビデオ審判)がいる場合、 レフェリーはトライかどうかを判断する前に助言を求めることができるが、現行の手続きの下では、TMOはボールが適切にグラウンディングされたかどうか、ボールあるいはボールキャリアが得点の動作中にタッチあるいはタッチインゴールに出たかどうか、起こった可能性のある反則プレーについてのみ助言を行うことができる。
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