ライトスルーキャッシュ
ライトスルーキャッシュとは、ライトスルー方式で用いられるキャッシュメモリーのことである。
ライトスルー方式では、CPUと記憶装置の間で記録を一時的に保管するキャッシュメモリーが、CPUが記憶装置にデータを書き込むと同時に、同じ内容を書き込まれる。
データをいったんキャッシュに書き込んでから順次記憶装置に書き込むライトバック方式に比べて、キャッシュと記憶装置との間でのデータが常に一致し、制御も容易であるという長所があるが、記憶装置よりもキャッシュの方が記憶動作が高速であるという特性を活かすことができないので、ライトバック方式よりもCPUの待ち時間が大きくなるという短所もある。
ライトスルーキャッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/06 05:56 UTC 版)
「Windows ReadyBoost」の記事における「ライトスルーキャッシュ」の解説
基本的に、書き込みデータについてはハードディスクに対してデータ書き込みコマンドを送信した後で、フラッシュメモリにキャッシュするために(ライトスルー)、突然フラッシュメモリがUSB端子から抜けるといったような不測の事態が起きても、システムが不安定になることはない。また、シャットダウン後の取り外しなど、改変の可能性があるため、書き込まれたデータは、ReadyBoostとしては保持、記憶、蓄積はされない。なお、書き込まれるデータはAES128ビットによる暗号化処理がされているため、万が一盗難にあった時にメモリやHDDの一部が閲覧されることは無いとされている。
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