ライアン・ヘルズリーとは？わかりやすく解説

ライアン・ヘルズリー
*Ryan Helsley*
ニューヨーク・メッツ #56
	2024年
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	オクラホマ州チェロキー郡ターレカ（英語版）
生年月日	1994年7月18日（31歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2015年 MLBドラフト5巡目
初出場	2019年4月16日
年俸	$8,200,000（2025年）
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	シクウォイヤ高等学校（英語版）; ノースイースタン州立大学; セントルイス・カージナルス (2019 - 2025); ニューヨーク・メッツ (2025 - );
	この表について

ライアン・ダルトン・ヘルズリー（Ryan Dalton Helsley, 1994年 7月18日 - ）は、アメリカ合衆国オクラホマ州チェロキー郡ターレカ（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのニューヨーク・メッツ所属。

アメリカ先住民であるチェロキー族をルーツに持つ^[2]。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

2015年のMLBドラフト5巡目（全体161位）でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルス（英語版）でプロデビュー。11試合（先発9試合）に登板して1勝1敗、防御率2.01、35奪三振を記録した。

2016年はA級ピオリア・チーフスでプレーし、17試合に先発登板して10勝2敗、防御率1.61、109奪三振を記録した。

2017年はA+級パームビーチ・カージナルス（英語版）、AA級スプリングフィールド・カージナルス、AAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、3球団合計で24試合（先発23試合）に登板して11勝3敗、防御率2.72、137奪三振を記録した。

2018年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルス、AA級スプリングフィールド、AAA級メンフィスでプレーし、3球団合計で13試合に先発登板して5勝3敗、防御率3.97、82奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[3]。

2019年は開幕をAAA級メンフィスで迎えた。4月16日にメジャー初昇格を果たした^[4]。同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー^[5]。この年メジャーでは24試合に登板して2勝0敗、防御率2.95、32奪三振を記録した^[6]。

2020年は故障などの影響で12試合の登板にとどまった^[6]。それでも1勝1敗、防御率5.25などを記録した^[6]。

2021年は51試合に登板して6勝4敗と2年ぶりに勝ち越した^[6]。また、1セーブ10ホールド、防御率4.56、47奪三振を記録した^[6]。

2022年オフの11月16日に全米野球記者協会（BBWAA）から5位票が1の計1ポイントでサイ・ヤング賞12位となった^[7]。12月5日にはセカンドチームの中継ぎ投手の1人として自身初となるオールMLBチームに選出された^[8]。シーズンでは54試合に登板して9勝1敗と大幅な勝ち越し、19セーブ、7ホールド、防御率1.25、キャリアハイとなる94奪三振を記録した^[6]。

2023年は33試合に登板して3勝4敗と2年ぶりに負け越した^[6]。また、14セーブ2ホールド、防御率2.45、52奪三振を記録した^[6]。

2024年はキャリアハイとなる65試合に登板^[6]。7勝4敗、防御率2.04、79奪三振を記録した^[6]。また、キャリアハイとなる49セーブを記録し、自身初のタイトルとなるセーブ王のタイトルを獲得した^[6]。

2025年は後述の移籍前までに36試合に登板して3勝1敗21セーブ、防御率3.00、41奪三振を記録していた^[6]。

メッツ時代

2025年7月30日にマイナーリーガーのヘスス・バエズ（英語版）、ネイト・ドーム（英語版）、フランク・エリサルト（英語版）とのトレードで、ニューヨーク・メッツに移籍した^[9]。

選手としての特徴

投球データ 2022年^[10]
球種	割合	平均球速		最高球速
球種	%	mph	km/h	mph	km/h
フォーシーム	57.0	99.6	160.3	104.2	167.7
スライダー	32.1	89.1	143.4
カーブ	10.3	80.7	129.9
チェンジアップ	0.6	89.7	144.4

最速104.2mph^[11]（約167.7km/h）を誇る典型的なパワーピッチャーで、オーバースローから投げ込む速球とスライダーの威力はピカイチ。闘争心旺盛なブルドッグ・メンタリティで、細かい制球にこだわらず、ストライクゾーンにどんどん投げ込んでくるタイプである^[12]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2019	STL	24	2	0	0	1	1.000	153	36.2	34	5	12	2	0	32	2	1	13	12	2.95	1.29
2020		12	1	1	1	2	.500	52	12.0	8	3	8	1	1	10	0	0	8	7	5.25	1.33
2021		51	6	4	1	10	.600	206	47.1	40	4	27	2	0	47	7	0	24	24	4.56	1.42
2022		54	9	1	19	7	.900	239	64.2	28	6	20	1	0	94	1	0	11	9	1.25	0.74
2023		33	3	4	14	2	.429	146	36.2	22	1	17	1	1	52	3	1	11	10	2.45	1.06
2024		65	7	4	49	0	.636	266	66.1	50	3	23	3	0	79	1	0	19	15	2.04	1.10
MLB：6年		239	28	14	84	22	.667	1062	263.2	182	22	107	10	2	314	14	2	86	77	2.63	1.10

2024年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高

ポストシーズン投手成績

年度	球団	シリ｜ズ	登板	敗戦	打者	投球回	被安打	与四球	与死球	奪三振	失点	自責点	防御率
2019	STL	NLDS	2	0	5	1.1	1	0	0	3	0	0	0.00
2019		NLCS	3	0	13	4.0	0	1	0	5	0	0	0.00
2020		NLWC	2	0	6	1.2	1	0	0	2	1	1	5.40
2022		NLWC	1	1	7	1.0	1	2	1	2	4	4	36.00
出場：3回			8	1	31	8.0	3	3	1	12	5	5	5.63

2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	STL	24	0	3	0	0	1.000
2020		12	0	0	0	0	----
2021		51	3	8	0	0	1.000
2022		54	7	2	0	1	1.000
2023		33	2	3	0	0	1.000
2024		65	6	3	0	2	1.000
MLB		239	18	19	0	3	1.000

2024年度シーズン終了時

タイトル

最多セーブ投手：1回（2024年）

表彰

リリーバー・オブ・ザ・マンス：1回（2024年4月）
オールMLBチーム^[13]
- セカンドチーム中継ぎ投手：1回（2022年）

記録

MLBオールスターゲーム選出：1回（2022年）

背番号

56（2019年 - ）

脚注

^ “Ryan Helsley Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年5月30日閲覧。
^ 「セントルイス・カーディナルス」『2020MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社 109頁
^ “Cardinals add four players to 40-man roster” (英語). MLB.com (2018年11月20日). 2020年5月22日閲覧。
^ Jeff Todd (2019年4月16日). “Cardinals Place Tyler O’Neill, Mike Mayers On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年5月22日閲覧。
^ “St. Louis Cardinals at Milwaukee Brewers Box Score, April 16, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年5月22日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l MLB公式プロフィール参照。2025年7月31日閲覧。
^ “Marlins’ Sandy Alcantara rolls to unanimous victory in Cy Young race” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。
^ Paul Casella (2022年12月5日). “Here is the star-studded 2022 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月6日閲覧。
^ Anthony Franco (2025年7月30日). “Mets Acquire Ryan Helsley” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月31日閲覧。
^ “Ryan Helsley Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月8日閲覧。
^ 2022年に計測
^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2020』廣済堂出版、2020年、338頁頁。ISBN 978-4-331-52282-0。
^ “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月7日閲覧。

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Ryan Helsley stats MiLB.com （英語）
Ryan Helsley (@_RHelsley) - X（旧Twitter）
Ryan Helsley (@ryanhelsley14) - Instagram

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] “Ryan Helsley Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2025年5月30日閲覧。

[2] 「セントルイス・カーディナルス」『2020MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』日本スポーツ企画出版社 109頁

[3] “Cardinals add four players to 40-man roster” (英語). MLB.com (2018年11月20日). 2020年5月22日閲覧。

[4] Jeff Todd (2019年4月16日). “Cardinals Place Tyler O’Neill, Mike Mayers On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年5月22日閲覧。

[5] “St. Louis Cardinals at Milwaukee Brewers Box Score, April 16, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年5月22日閲覧。

[MLBstats-6] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j ^k ^l MLB公式プロフィール参照。2025年7月31日閲覧。

[7] “Marlins’ Sandy Alcantara rolls to unanimous victory in Cy Young race” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。

[8] Paul Casella (2022年12月5日). “Here is the star-studded 2022 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月6日閲覧。

[9] Anthony Franco (2025年7月30日). “Mets Acquire Ryan Helsley” (英語). MLB Trade Rumors. 2025年7月31日閲覧。

[10] “Ryan Helsley Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月8日閲覧。

[11] 2022年に計測

[12] 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2020』廣済堂出版、2020年、338頁頁。ISBN 978-4-331-52282-0。

[13] “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月7日閲覧。

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表話編歴ニューヨーク・メッツロースター
投手	52 タイ・アドコック（英語版） 58 ポール・ブラックバーン（故障者リスト） 43 ワスカル・ブラゾバン 56 ライアン・ヘルズリー 46 グリフィン・カニング（故障者リスト） 84 アレックス・カリーヨ（英語版） 49 クリス・デベンスキー 39 エドウィン・ディアス 75 リード・ギャレット -- ジャスティン・ガーザ（英語版） 51 ジャスティン・ヘイゲンマン（英語版） 53 ドム・ハメル（英語版） 57 ケビン・ハーゲット（英語版） 35 クレイ・ホームズ 32 マックス・クラニック（英語版）（故障者リスト） 59 ショーン・マネイア 38 タイラー・メギル（故障者リスト） 33 A.J.ミンター（故障者リスト） 47 フランキー・モンタス 72 デドニエル・ヌニェス（故障者リスト） 23 デビッド・ピーターソン 91 ジョナサン・ピンタロ（英語版） 25 ブルックス・ラリー 71 タイラー・ロジャース 45 クリスチャン・スコット（故障者リスト） 34 千賀滉大 -- ドリュー・スミス（故障者リスト） 65 グレゴリー・ソト 55 ライン・スタネック 82 ブランドン・ワッデル（故障者リスト） 44 オースティン・ウォーレン 81 ダニー・ヤング（故障者リスト）
捕手	4 フランシスコ・アルバレス 30 ヘイデン・センガー（英語版） 13 ルイス・トレンズ
内野手	2 ルイスアンヘル・アクーニャ 20 ピート・アロンソ 7 ブレット・ベイティ 12 フランシスコ・リンドーア 11 ニック・マドリガル（故障者リスト） 10 ロニー・マウリシオ 1 ジェフ・マクニール 27 マーク・ビエントス
外野手	6 スターリング・マルテ 28 セドリック・マリンズ 9 ブランドン・ニモ 19 ホセ・シリ（故障者リスト） 22 フアン・ソト 15 タイロン・テイラー 3 ジェシー・ウィンカー（故障者リスト） 29 ジャレッド・ヤング（英語版）
監督・コーチ	64 カルロス・メンドーサ（監督） 68 ジョン・ギボンズ（ベンチコーチ） 49 ジェレミー・バーンズ（英語版）（打撃コーチ） 61 エリック・チャベス（打撃コーチ） 95 ジェレミー・ヘフナー（英語版）（投手コーチ） 76 デシー・ドゥルーシェル（英語版）（投手コーチ補佐） 66 アントアン・リチャードソン（一塁コーチ） 86 マイク・サーボー（英語版）（三塁コーチ） 67 ホセ・ロサド（英語版）（ブルペンコーチ） 63 グレン・シャーロック（英語版）（捕手兼分析コーチ） 79 ダニー・バーンズ（情報コーチ） 77 デーブ・ラカニエロ（英語版）（ブルペン捕手） 78 エリック・ランギル（英語版）（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2025年8月5日更新

ライアン・ヘルズリーとは？わかりやすく解説