ヨウニン

デジタル大辞泉

よう‐にん【^×傭人】

読み方：ようにん

１ やとわれた人。

２ 私法上の雇用契約に基づいて、国または地方公共団体に勤務し、肉体的な単純労務に従事する者。もとは、官吏・公吏とは区別していたが、現在はこの区別を廃止。

よう‐にん【容認】

読み方：ようにん

［名］(スル)よいとして認め許すこと。認容。「行動の自由を—する」

よう‐にん【用人】

読み方：ようにん

１ 江戸時代、幕府・大名・旗本家にあって、金銭の出納や雑事などの家政をつかさどった者。将軍家では側用人(そばようにん)といった。

２ 役に立つ人。働きのある有用な人。

「是(これ)に過ぎたる御—あるべからず」〈太平記・三三〉

よう‐にん〔エウ‐〕【^×遥任】

読み方：ようにん

主に平安時代、国司に任命された者が現地に赴任せず、京にいて収入だけは得ていたこと。権官(ごんかん)などに多い。遥授。

歴史民俗用語辞典

用人

読み方：ヨウニン（ｙｏｕｎｉｎ）

江戸時代の幕府・諸大名・旗本の家中の職名。

遙任

読み方：ヨウニン（ｙｏｕｎｉｎ）

平安時代、国司に任命されても、任地に赴任せずにその得分のみを得ること。

別名 遙授