モーリス・ドリュオン
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モーリス・ドリュオン(Maurice Druon、1918年4月23日 - 2009年4月14日)は、フランスのパリ出身の歴史小説家、政治家。アカデミー・フランセーズの第15代席次30。ユダヤ系の家系出身。
甥のジョゼフ・ケッセルとともにロシアのシンガーソングライター、アナ・マリーによる『パルチザンの歌』 (Chant des Partisans) をロシア語からフランス語に翻訳したことで知られている。この歌は祝歌として第二次世界大戦下のフランスで歌われ、現在もフランスを代表するポピュラーソングの一つとなっている。1948年には小説『大家族』によりフランスの最も権威ある文学賞ゴンクール賞を受賞している。他の作品に、反戦童話『みどりのゆび』など。
1966年12月8日、アカデミー・フランセーズの第15代席次30に前任のジョルジュ・デュアメルの死を受けて選出されている。彼は当時歴史小説のLes Rois Mauditsシリーズを1950年代より発刊しており、このことが高く評価されアカデミー・フランセーズに選出されるに至った。
1973年から1974年までは当時のフランス首相ピエール・メスメルの内閣にて文化大臣を務めた。
外部リンク
- L'Académie française (フランス語)
- モーリス・ドリュオン - IMDb(英語)
前任 ジョルジュ・デュアメル |
アカデミー・フランセーズ 席次30 第15代:1966年 - 2009年 |
後任 ダニエル・サルナーヴ |
固有名詞の分類
フランスの政治家 |
カミーユ・カブラル ジャン=ルイ・ボルロー モーリス・ドリュオン フランソワ・レオタール ブリス・ラロンド |
フランスの小説家 |
アミン・マアルーフ ギュスターヴ・ル・ルージュ モーリス・ドリュオン ジャック・カゾット アンドレ・ジッド |
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