モハ12形の追加改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 06:54 UTC 版)
「国鉄31系電車」の記事における「モハ12形の追加改造」の解説
1958年(昭和33年)度にモハ11形200番台を種車に9両の追加改造が行なわれた。これらは、大井工場の入換用および広島鉄道管理局管内の電化ローカル線(可部線、宇部線・小野田線)の閑散時単行運転用に改造されたものである。番号の新旧対照は次のとおりである。 11254 → 12019 OY 11217 → 12020 HB 11257 → 12021 HB 11215 → 12022 HB 11237 → 12023 HB 11239 → 12024 HB 11241 → 12025 HB 11247 → 12026 HB 11253 → 12027 HB 上記のうち12019は大井工場内の入換専用で、増設側運転台には仕切りがなく、乗務員室扉も設けられていないが、誘導用の足掛けと手すりが設けられている。12020と12021は可部線用、12022 - 12027は宇部・小野田線用である。このうち、可部線用の2両は増設側運転台の乗務員室扉の高さが低く、ウィンドウヘッダーまでしかない。これらは、1950年度改造車の増設側運転台貫通扉が開き戸であるのに対し、引戸のまま残されている。 1959年には鶴見線の単行運転用として6両がクモハ12形に改造された。こちらは、増設側運転台が片隅式のボックス式で、直後に幅580 mmの1人掛けシートが設けられていた。こちらも増設側の貫通扉は引戸のままである。番号の新旧対照は次のとおり。 11200 → 12050 OY 11201 → 12051 OY 11210 → 12052 OY 11256 → 12053 OY 11246 → 12054 OY 11260 → 12055 OY
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