メルヘンチックな作風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 22:38 UTC 版)
和平の作品に対する評価は狛犬に集中している。観音像、地蔵像、大黒像、依頼者の肖像石像なども彫っているが、「和平ファン」のほとんどは狛犬像のファンである。交通の便が決してよくない石川町や古殿町に、全国各地から狛犬を見にやってくるファンが後を絶たない。その魅力はやはり、卓越した技術だけでなく、和平狛犬が持つ独特のメルヘン性であろう。愛らしいとも言える表情、生き生きとした子獅子たちの姿は、他の狛犬像にはないものである。 特に、昭和5年(1930年)から9年(1934年)にかけて彫られた狛犬に傑作が集中している。中でも、石都都古和気神社の親子獅子(石川町、昭和5年(1930年))、古殿八幡神社の獅子(古殿町、昭和7年(1932年))、鐘鋳神社(棚倉町一色、昭和9年(1934年))の獅子は、「和平狛犬3大名品」として人気が高い。
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