メルヘンの語り手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 02:14 UTC 版)
初期の語り手には吟遊詩人がおり、初期のインド・ヨーロッパ語族の言語・文化圏の周辺地域に物語文化を伝えた。 北アフリカのベルベル人は現代まで、その物語の伝統の文化的な重要さで突出している。 現代の語り手の大部分は、民間メルヘンを収集し、物語の保存と伝承に努める。ドイツ語圏で知られているのは、ドイツのクラウス・アダム(Klaus Adam)、Mario Eberlein、Frank Jentzsch、Christian Peitz、Michaele Scherenberg、Frieder Kahlert、オーストリアのFolke Tegetthoff、Michael Köhlmeier、Norbert Julian Kober、エーヴァ・イェンセン(Eva Jensen)、Erwin Stammler、Joachim Vaross、Helmut Wittmann、スイスのJürg Steigmeier。国際的な範囲では、Radha Anjali(インド)、Heather Forest(USA)、Huda al-Hilali(イラク)、Jankele Ya'akobson(イスラエル)、Saddek El Kebir(アルジェリア)、Naceur Charles Aceval(アルジェリア)、Laura Kibel(イタリア)、Antonio Sacre(キューバ)、Eth Noh Tec(日本)がいる。南ドイツでは1999年、「金の口」という、メルヘンの確立と語り手の養成を行う教育コースが行われた。バイエルン州のすべての行政管区から集められた100以上のメルヘンが、ミュンヘンの著作家Alfons Schweiggertによって、バイエルンのメルヘンとして上梓された。メルヘン語りの特殊な形態には、移動語りがあり、例えば"Bänkelsang"に代表される「移動民話」がある。「移動民話」は1930年代のドイツで見つけられた。この語り屋は、あちこちを移動して、モーリタートを語ったり大道歌を唄ったりする。
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