メモリ使用方法の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/29 10:06 UTC 版)
「メモリー・フットプリント」の記事における「メモリ使用方法の変遷」の解説
1990年代に、コンピュータのメモリが安価になったため、大きなメモリフットプリントのプログラムは一般的なものになった。この傾向は大量のメモリを消費する商用のアプリケーション(たとえばデータベース)や、メモリインテンシブなマルチメディアのオーサリング・編集ソフトウェアなどのコンピュータソフトウェアの普及による。増加し続けるメモリ必要量の問題に対処するために開発されたのが、仮想メモリのシステムである。これは、利用可能なメモリを均等なサイズに分割し、ハードディスク上に「ページ」という単位でメモリーを保存し、アクセスが必要になったタイミングで、必要に応じて読み込むという手法である。 巨大なメモリフットプリントのプログラムをサポートするこのアプローチは大成功したため、Microsoft Windows、アップルのmacOS、全バージョンのLinuxおよびUnixなど、現在のほぼすべてのオペレーティングシステムは、仮想メモリシステムの機能を提供している。
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