メトロ・コミューター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 08:44 UTC 版)
「フィリピン国鉄」の記事における「メトロ・コミューター」の解説
メトロ・コミューターはマニラ首都圏からラグナ州カランバまでの地域で運行される通勤列車である。以前はメトロトレンやコミューター・エクスプレスと呼ばれていた。 2007年7月、メトロ・コミューターは、トゥトゥバン駅〜ビニャン駅 (Biñan)間約40kmを1日8往復(土日祝日は6往復)するのみとなっていたが、2007年10月のダイヤ改正により、平日も6往復となり、エスパーニャ駅 - パサイ・ロード駅間で単線運行となった。さらに2008年7月のダイヤ改正で、毎日4往復のみとなり全線単線運行となり、この時から三角屋根の客車は運行されていない。 さらに2009年7月から韓国製の3両編成の新型ディーゼルカーが運行開始、当初はトゥトゥバン駅 - ビクタン駅間で運行を開始したが、2014年10月にはトゥトゥバン駅 - アラバン駅(ムンティンルパ市)間を8往復、トゥトゥバン駅 - スーカット駅間を9往復していた(計17往復+旧型車1往復)。トゥトゥバン駅 - スーカット駅間は複線でその他の区間は単線だが、カランバ駅までの複線工事に着手した。2016年8月現在、トゥトゥバン駅 - アラバン駅間で平日21往復、日曜・祝日は19往復運転されている。その後、MAMATID駅まで2往復、その1駅先のカランバ駅まで1往復延伸された。 2014年3月3日にはプレミア・トレインとしてキハ59形「コガネ」が登場した。トゥトゥバン駅を出発した後、ブルメントリット駅、エスパーニャ駅、サンタ・メサ駅、ブエンディア駅、エドゥサ駅、スーカット駅、アラバン駅、サン・ペドロ駅、ビニャン駅、サンタ・ロサ駅に停車する急行タイプとして運行されている。運賃は60ペソ〜90ペソ。2014年5月23日には廃止しJR203系に置き換えて、トゥトゥバン駅 - サンタ・ロサ駅間を各駅停車で運行する予定であった。2014年6月25日に置き換えが完了した。 現在運行されているのは、現代ロテム社製ディーゼルカーDMR1、JRキハ52形、JR203系、INKA社製ディーゼルカー8000形及びキハ59形「コガネ」である。
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