メタルクラッド抵抗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/10 23:26 UTC 版)
巻線抵抗の一種、絶縁した上で金属製の外装を取り付けてある。放熱板に取り付けて大電力用に使用する。 琺瑯抵抗 巻線抵抗の一種、抵抗体を保護するためにホーローを用いたもの。自己が発生する熱に対して非常に強いため、数十~数百Wの大電力用に使われる。 セメント抵抗 大電力(2 - 20W程度)用途に用いられる。抵抗器本体をセラミック製のケースに収め、セメントにより封止したもの。酸化金属皮膜型 セメント抵抗のうち、抵抗体に酸化金属皮膜を用いたもの。比較的大きな抵抗値のものに多い。 巻線型 セメント抵抗のうち、抵抗体に金属線を用いたもの。小さな抵抗値のものに多い。 金属箔抵抗 金属のインゴットを圧延した薄い箔にした物。極めて高精度。温度係数も極端に低い。非常に高価。 金属板抵抗 極めて低い抵抗値が得られる。mΩオーダーまで。 ガラス抵抗 超高抵抗値 (100MΩ - 1TΩ) が得られる。 集合抵抗 複数の抵抗器を1つのパッケージに封入した抵抗器。ネットワーク抵抗、抵抗アレイとも言う。厚膜型 同一抵抗値を手軽に多数並べるときに使う。 薄膜型 アナログ回路等で、相対的な抵抗値のばらつきを低減したい場合に用いる。 液体抵抗器 液体を抵抗体として利用したもの。電極間の距離を調整することで抵抗値を無段階に変化させることが出来る。
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