メクラヘビとは? わかりやすく解説

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めくら‐へび【盲蛇】

読み方:めくらへび

(ゆうりん)目メクラヘビ科爬虫(はちゅう)類。全長16センチくらい。体はミミズ似て頭と胴との区別が明らかでなく、全身一様にうろこで覆われ、目は退化している。地中にすみ、シロアリなどを食う。南西諸島以南分布

「盲蛇に怖(お)じず」の略。


盲蛇

読み方:メクラヘビ(mekurahebi)

メクラヘビ科属すヘビ総称


メクラヘビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/13 01:44 UTC 版)

メクラヘビ上科
ホソメクラヘビ科の一種 Leptotyphlops humilis
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : ヘビ亜目 Serpentes
下目 : メクラヘビ下目 Scolecophidia
学名
Scolecophidia
Cope1864
英名
Blind snakes
Thread snakes

メクラヘビ(盲蛇)はメクラヘビ下目 Scolecophidia に分類されるヘビの総称。

特徴

メクラヘビは、地中生活に適応しており、一見ミミズのような外観を持ち、土壌中に潜り込んで生活している。他のヘビがを飲み込むために上下が大きく開くのが特徴であるのに対し、メクラヘビの仲間は餌が小さいこともあり、は小さい。は、実際にははっきりとした形で存在するが、ごく小さくの間で目立たなくなっており、外見上は眼がないように見える。また、それ以外のや口なども目立たない形になっており、ミミズのような外観を助長している。成長しても20 cm前後と小型で細長く、体幹(胴体)の太さも頭部から尻尾までさほど変わらず、は非常に短い。これらの事は、地中生活への適応と考えられる。土壌中に営巣しているアリシロアリを襲い、アリの幼虫、シロアリの成虫、幼虫を捕食する。

分類

メクラヘビの仲間は3科に分けられている。

  • メクラヘビ科 Typholopidae MERREM, 1820
主に赤道域を中心に、中南米アフリカ南欧南アジア東南アジアオーストラリアと広く分布する。腰帯の痕跡を持つことが多く、恥骨-坐骨結合の痕跡を残すことすらある。
  • アメリカメクラヘビ科 Anomalepididae TAYLOR, 1939
別名カワリメクラヘビ科。メクラヘビ科の亜科として扱われることもある。分布は中米南米のみ。腰帯の痕跡は全く見られない。
  • ホソメクラヘビ科 Leptotyphlopidae STEJNEGER, 1891
外観はメクラヘビ科によく似ているが、他の一般的なヘビ類に近い内部構造を持つ。分布は中米南米アフリカ西アジアというゴンドワナ型分布を示す。腰帯の痕跡を持つ。

日本のメクラヘビ

日本では単為生殖をするブラーミニメクラヘビ (ミミズヘビ)Indotyphlops braminus (Daudin, 1803) が外来種として進入・定着している。

参考文献

関連項目


外部リンク


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