メガヌクレアーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 14:19 UTC 版)
詳細は「メガヌクレアーゼ(英語版)」を参照 特定のヌクレアーゼが特定のDNA分子を切断する頻度は、DNAの複雑さとヌクレアーゼの認識配列の長さに依存する。偶然に特定の順序で塩基が見つかる統計的可能性のため、認識配列が長くなると切断の頻度は低くなる。たとえば、特定の4塩基配列(仮想的なヌクレアーゼの認識部位に相当)は、平均して256塩基対ごとに出現すると予測されるが(4^4=256)、任意の6塩基配列は平均して4096塩基対ごとに1回出現すると予測される(4^6=4096)。 ヌクレアーゼの独特なファミリーの1つにメガヌクレアーゼ(英語版)がある。メガヌクレアーゼは、12-40塩基対からなる、より大きな認識配列(したがってあまり一般的ではない)を持つことが特徴である。これらのヌクレアーゼは、植物や哺乳類などの複雑な生物における遺伝子工学やゲノム工学への応用に特に有用である。一般に、数十億塩基対に及ぶ大きなゲノムは、従来のヌクレアーゼでは頻繁で有害な部位特異的切断を引き起こす。
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