ミーノータウロスの退治とは? わかりやすく解説

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ミーノータウロスの退治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/09 17:19 UTC 版)

テーセウス」の記事における「ミーノータウロスの退治」の解説

当時アテーナイクレータ島ミーノース王の勢力下に置かれており、アテーナイミーノース王の命令によって毎年7人の若者と7人の乙女怪物ミーノータウロスへの生贄として捧げるよう強要されていた。その事知って強い憤り感じたテーセウスは、クレータ島乗り込んでミーノータウロス退治するため、父王アイゲウス反対押し切り、自ら進んで生贄一人となった生贄を運ぶ船は、国民たちの悲しみを表す印として黒い帆が張られていた。テーセウスは他の生贄たちと共にその船に乗り込みクレータ島向かったミーノータウロス幽閉されているラビュリントスは、名工ダイダロスによって築かれ脱出不可能と言われる迷宮であった。しかし、ミーノース王の娘アリアドネーテーセウスに恋をしてしまい、彼女はテーセウス助けるため、彼に赤い麻糸の鞠と短剣をこっそり手渡したテーセウスアリアドネーからもらった毬の麻糸の端を入口の扉に結び付け、糸を少しずつ伸ばしながら、他の生贄たちと共に迷宮の奥へと進んでいった。そして一行はついにミーノータウロス遭遇した。皆がその恐ろしい姿を見て震える中、テーセウスはひとり勇敢にミーノータウロス対峙し、アリアドネーからもらった短剣で見事これを討ち果たしたその後テーセウス一行は糸を逆にたどって無事にラビリントスの外へ脱出する事ができた。テーセウスアリアドネーを妻にすると約束しミーノース王の追手から逃れてアテーナイへ戻るために、アリアドネーと共に急いでクレータ島から出港した。 しかし、彼は帰路途中ナクソス島寄った際に、アリアドネー離別してしまった。これは、アリアドネー一目惚れしたディオニューソスバックスバッカス)が彼女をレームノス島に攫ってしまったために、行方が分からなくなり止むを得ず船を出港させたとも、テーセウスアリアドネー飽きたため、彼女を置き去りにしたとも言われている。 テーセウス生贄一人としてクレータ島へ向かう時、無事クレータ島から脱出できた場合には喜びを表す印として船に白い帆を掲げて帰還すると父王アイゲウス約束していた。しかし、テーセウスはこの約束忘れてしまい、出航時の黒い帆のまま帰還した。これを見たアイゲウスは、テーセウスミーノータウロス殺されたものと勘違いし絶望のあまり海へ身を投げて死んだその後アイゲウス身を投げた海は、彼のにちなんエーゲ海呼ばれるようになった

※この「ミーノータウロスの退治」の解説は、「テーセウス」の解説の一部です。
「ミーノータウロスの退治」を含む「テーセウス」の記事については、「テーセウス」の概要を参照ください。

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