ミーノータウロス誕生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/19 21:48 UTC 版)
このとき、ミーノースは王位継承の証として牡牛を海から送ってくれるようにポセイドーンに祈り、その牡牛を生贄として捧げることを誓った。ポセイドーンはこれに応えてミーノースに牡牛を送った。しかし、ミーノースは送られた牡牛があまりに美しかったため、欲を出して別の牛を生贄とした。ポセイドーンは怒り、仕返しに王妃パーシパエーが牡牛に恋情を抱くようにした。悩んだパーシパエーはダイダロスに相談し、木製の雌牛の張りぼてを製作してもらい、これを使って牡牛への思いを遂げた。やがてパーシパエーは子供を産んだが、その子供は人間の体に牛の頭が乗った怪物ミーノータウロスだった。ミーノースはダイダロスに命じて迷宮・ラビュリントスを作らせ、ミーノータウロスを閉じこめた。
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