ミノルタ・αシリーズ カメラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 09:19 UTC 版)
「α (カメラ)」の記事における「ミノルタ・αシリーズ カメラ」の解説
それまでに他社から市販されていたオートフォーカス一眼レフカメラは数少ない専用レンズに電源やモーターを搭載し、同スペックのマニュアルフォーカスレンズと比較してレンズが大きく重く高価になる割にピント合わせが遅いため、一般ユーザーに受け入れられるレベルではなかった。しかし、ミノルタは、レンズマウントを更新しレンズ駆動用のモーターや電源をカメラボディ内に搭載することで交換レンズの外径や価格を同スペックのマニュアルフォーカスレンズと遜色ないものにし、1985年にオートフォーカスの速度や精度も一般的ユーザーのマニュアルフォーカスを上回るレベルにしたミノルタα-7000を発売した。このことでミノルタαシリーズは、実質的に世界初のオートフォーカス一眼レフシステムカメラとなった。同時に発売されたαレンズは当初より13本を数え、全レンズがオートフォーカス対応であるほか、ROMの搭載によりズームレンズの画角によって露出のプログラムを変更したり、フラッシュの照射範囲を変更させたりと、より高度な自動撮影が可能になっていた。ヨーロッパでは、ダイナックス(Dynax)、北米大陸ではマクサム(Maxxum)としてブランド展開していた。
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