ミナミクロダイとは? わかりやすく解説

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南黒鯛

読み方:ミナミクロダイ(minamikurodai)

タイ科海水魚

学名 Acanthopagrus sivicolus


ミナミクロダイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/26 17:00 UTC 版)

ミナミクロダイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: タイ科 Sparidae
: クロダイ属 Acanthopagrus
: ミナミクロダイ A. sivicolus
学名
Acanthopagrus sivicolus
Akazaki, 1962
英名
Okinawa seabream

ミナミクロダイ(南黒鯛、学名Acanthopagrus sivicolus)は、スズキ目タイ科に属する魚類の一種。食用としても利用される。

分布

ミナミクロダイの分布は南日本熱帯域に限られ、奄美群島沖縄諸島固有種と考えられている[1]海底付近で暮らす底生魚で、内湾河口の砂底・岩礁地帯に生息する。

形態

全長50cmほどに成長する中型種で、体は左右に平たくやや側扁した、いわゆるタイ型をしている。腹鰭と臀鰭はやや黒みがかった色調をもつ。背鰭・臀鰭の鰭条はそれぞれ11棘11軟条・3棘8軟条で構成され、側線鱗数は46-52枚。背鰭から側線までの鱗(上方横列鱗数)は5枚で、6枚以上もつ同属のクロダイA. schlegelii)と区別される。食生はクロダイに準じる。

生態と利用

雑食性で、甲殻類貝類藻類などを摂食する。2月から6月にかけて産卵し、仔魚は沿岸の汽水域で成長する。

沖縄ではチンあるいはツンなどの地方名で呼ばれ、味も良いことから釣魚や食用魚としての価値が高い[1]宮古島では種苗生産が行われ、放流調査の対象にもなっている[1][2]

出典

  1. ^ a b c 『日本の海水魚』 p.355
  2. ^ 宮古島ミナミクロダイ放流調査” (PDF). 沖縄県. 2023年10月23日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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