ミナス・モルグルの影
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 06:46 UTC 版)
「アングマールの魔王」の記事における「ミナス・モルグルの影」の解説
魔王はモルドールに戻ると他の幽鬼を召集して出撃し、2000年にミナス・イシルを包囲した。2002年にはこれを占領し、ミナス・モルグルと改名して居城とした。2043年にエアルヌアがゴンドール王となると、魔王は先の戦いの失態を持ち出してかれを挑発した。このときは執政のマルディルが王を制止したが、7年後に再挑発されたときには抑え切れなかった。エアルヌアは(グロールフィンデルの予言の忠告に逆らい)ミナス・モルグルへ一騎討ちに行き、決して帰ることはなかった。この日から約千年後のエレスサール王の戴冠まで王権を主張するものはなく、ゴンドールは執政によって統治された。 モルドールの軍勢は2475年にゴンドールの首都オスギリアスを陥落させたが、執政デネソール1世の息子ボロミアの奮戦により撃退された。ボロミアの勇猛ぶりは魔王ですら恐れるほどだったが、この戦いで「モルグルの傷」を負ったために寿命を大きく縮めてしまった。それでも、魔王の手勢が大河アンドゥインを越えて直接ゴンドールを攻める機会はこの後もしばらくなく、同盟国ローハンの誕生もあって南方王国は持ちこたえた。
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