ミズニラとは? わかりやすく解説

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みず‐にら〔みづ‐〕【水×韮】

読み方:みずにら

ミズニラ科多年生シダ流水中や池に生え、ごく短い塊状根茎が泥底中にあり、線形ニラに似る。夏から秋にかけ、基部大胞子嚢(ほうしのう)と小胞子嚢をつける。


水韮

読み方:ミズニラ(mizunira)

ミズニラ科沈水性・抽水性多年草


水韭

読み方:ミズニラ(mizunira)

ミズニラ科沈水性・抽水性多年草

学名 Isoetes japonica


水韮

読み方:ミズニラ(mizunira)

ミズニラ科沈水性・抽水性多年草

学名 Isoetes japonica


ミズニラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/14 21:26 UTC 版)

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ミズニラ Isoetes japonica
水中のミズニラ
分類
: 植物界 Plantae
: 維管束植物門 Tracheophyta
亜門 : 小葉植物亜門 Lycopodiophytina
: ヒカゲノカズラ綱 Lycopodipsida
亜綱 : ミズニラ亜綱 Isoetidae
: ミズニラ目 Isoetales
: ミズニラ科 Isoetaceae
: ミズニラ属 Isoetes
: ミズニラ I. japonica
学名
Isoetes japonica A.Braun[1]
和名
ミズニラ、イケニラ[1]

ミズニラ(水韮、学名Isoetes japonica)は、ミズニラ属に属する水草、またミズニラ属の植物の総称でもある。

分布

日本中国朝鮮半島に分布する[2]。日本では湖沼の開発などで個体数が減少しており、環境省レッドリスト準絶滅危惧に評価されている[3]

形態、生態

いわゆる水生シダ類の1種とされるが、系統的には他種と異なりヒカゲノカズラ植物門に分類される。多年生植物。湖沼や水田、水路などで見られる[2]。名前の通りニラに似た外見で、基部から線形葉を多数叢生する。葉の根元に胞子嚢を持ち、胞子によって繁殖する。染色体は6倍体[4]

類似種

ミズニラモドキをはじめ、ミズニラ属の種は形態的にどれも酷似する。ミズニラを他種と確実に区別するには胞子顕微鏡的観察が必要になる。ミズニラの場合、大胞子の表面にハニカム構造のような網状模様があり、小胞子表面がなめらかであることで他種と区別できる[4]。ミズニラモドキやミチノクミズニラ(ミズニラとミズニラモドキの雑種)は、大胞子はミズニラと同様だが、小胞子が針状突起をもつ[4]

保全状況評価

準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト[3]

利用

アクアリウムで利用される。水槽で育成することは容易である[2]

脚注

  1. ^ a b 倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList、2013年3月20日) Archived 2012年6月15日, at the Wayback Machine.
  2. ^ a b c 吉野敏「世界の水草728種図鑑―アクアリウム&ビオトープ」p.23
  3. ^ a b 第4次レッドリストの公表について(お知らせ) - 平成24年8月28日、環境省報道発表資料
  4. ^ a b c M. Takamiya etc.(1998)「Biosystematic Studies on the Genus Isoetes (Isoetaceae) in Japan. IV. : Morphology and Anatomy of Sporophytes, Phytogeography and Taxonomy」Acta phytotaxonomica et geobotanica 48 (2) pp.89-121

「ミズニラ」の例文・使い方・用例・文例

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