マンガンアルミカーボン磁石
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マンガンアルミカーボン磁石(マンガンアルミカーボンじしゃく)は、マンガンとアルミニウムを主原料に、炭素を少量添加した磁石。MA磁石とも。
- ^ 久保崇夫, 大谷凡夫, 小嶋滋、「異方性マンガンアルミ磁石--高価な資源を費やさずアルニコ系磁石に匹敵する磁気特性をもち切削加工が可能な」『金属材料』 17(8), p77-82, 1977-08, NAID 40000774765, 日刊工業新聞社
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- 2 マンガンアルミカーボン磁石の概要
マンガンアルミ磁石
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「マンガンアルミカーボン磁石」の記事における「マンガンアルミ磁石」の解説
マンガンアルミ磁石は1955年日本物理学会で報告された。同時期、1960年代にオランダのフィリップスによっても開発が進められたが、磁気特性、機械的特性が不十分だったため、実用化には至らなかった。2016年に鹿児島大学と東北大学金属材料研究所の研究グループが磁石の性質のないMn-Al合金(ε型)を、350℃で地磁気の30万倍の磁場を印加することによって強磁性Mn-Al磁石(τ型)へ転換させることに成功した。
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