マルタ (マリアの姉)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/30 01:57 UTC 版)
聖マルタ | |
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![]() イエスの接待に立ち働くマルタと説教に聴き入るマリア(画:フェルメール) | |
崇敬する教派 |
正教会 非カルゲドン派 カトリック教会 聖公会 |
記念日 | 7月29日 |
守護対象 | 料理人 |
マルタ(ベタニアのマルタ)またはマルファは、新約聖書に登場する女性でキリスト教の聖人。マルファは日本ハリストス正教会での読み方。
概要
ベタニアに暮らし、弟ラザロ、妹マリアと共にイエスと親しかった[1]。イエスが彼らの家を訪れた記述は、ルカによる福音書10:38-42、ヨハネによる福音書11:1-40、12:1-11などに見られる。記憶日は7月29日[1]。
イエスを迎えた時のマルタとマリアの態度の違いは、伝統的に「観想的生活」と「活動的生活」とを表すものであると考えられてきた[2]。
新約聖書にマルタの死にまつわる出来事は書かれていないが、中世頃よりプロヴァンス地方で宣教したとする伝承がある。マルタの聖遺物は1187年にタラスコンで発見された[2]。
絵画などで表現される場合、聖書ないし聖人伝の記述が含まれた図像で描かれ、ひしゃく、箒、鍵束などを持つ。また、主婦や手伝いをする姉妹の守護聖人とされる[2]。
これとは別に、マルタを象徴する図像にドラゴンがある。これはタラスコンに表れたドラゴン(タラスク)にマルタが聖水を飲ませ、サッシュを巻いて捕らえたという伝承による[2]。
脚注
参考文献
- ヤコブス・デ・ウォラギネ、前田 敬作(訳)、西井 武(訳)、2006、『黄金伝説3』、平凡社〈平凡社ライブラリー〉 ISBN 978-4582765823
- Farmer, David (2011). The Oxford Dictionary of Saints, Fifth Edition Revised (Oxford Quick Reference). OUP Oxford (Kindle版)
関連項目
- 聖書の登場人物の一覧
- マルタ (小惑星)
- マルタ (曖昧さ回避)
- オンラインゲーム『Fate/Grand Order』 - サーヴァントとして登場。
「マルタ (マリアの姉)」の例文・使い方・用例・文例
- あなたがたの何人がマルタに賛成しますか?
- マルタ十字.
- マルタ島またはマルタ共和国またはその住民の、あるいは、マルタ島またはマルタ共和国またはその住民に関する
- マルタ人の税関検査官
- マルタ共和国の国家的言語
- マルタバン湾の南ミャンマーの港湾都市
- 地中海のマルタの島の共和国
- マルタの首都
- マルタの出身者、または、居住者
- マルタ島の通貨単位
- マルタ島の通貨の基本単位
- 聖マルタンの祝祭
- ベレッタというマルタ共和国の首都
- マルタという,地中海にある島
- マルタ島という地中海にある島
- マルターゼという加水分解酵素
- マルタという国
- 新しいEU加盟国は,エストニア,ラトヴィア,リトアニア,ポーランド,ハンガリー,チェコ共和国,スロヴァキア,スロヴェニア,キプロス,マルタである。
- 日本代表は5月26日にドイツへ向けて出発し,予定されているドイツとマルタとの強化試合を行う。
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