マルタバ・マニス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/16 04:38 UTC 版)
マルタバ・マニス(Martabak manis)、すなわち甘いマルタバは香り高くパンケーキのようなインドネシアで人気の甘い料理である。時に「マルタバ・バンカ」(martabak bangka)とも呼ばれるが、バンカとはスマトラ島沖にある島の名前である。ジャカルタと西ジャワ州では、この甘く、厚みのあるパンケーキはテラン・ブラン(terang bulan)ないしはクエ・ピナン・バンカ(kue pinang bangka)と呼ばれている。マレーシアでは、アパム・バリク(apam balik)として知られる。 マルタバ・マニスは普通、夕方に露天商によって直径25cm、厚さ3cmの特殊な形のフライパンで作られる。調理後、たっぷりとバターやマーガリンを塗り、客の好みに応じてトッピングをする。 2つの代表的な味に、チョコレートとチーズがある。一般的なチョコレート味のマルタバのトッピングはチョコレート・マウシェス(muisjes )、粒状のチョコレート、落花生、加糖練乳、ゴマがある。チーズ味のマルタバは、おろしたチーズや加糖練乳をトッピングする。トッピングされた後、半分に切って一方をひっくり返してもう一方の上にのせる。更にその上に多量のバターやマーガリンを塗る。 チョコレート味のマルタバを半分に切ったものとチーズ味のマルタバを半分に切ったもの、またはチョコレートとチーズが一緒に入ったマルタバを特にマルタバ・スペシャル(martabak spesial)と言う。近年、トッピングにバナナを使うのが人気となっている。
※この「マルタバ・マニス」の解説は、「ムルタバ」の解説の一部です。
「マルタバ・マニス」を含む「ムルタバ」の記事については、「ムルタバ」の概要を参照ください。
- マルタバ・マニスのページへのリンク