マドゥトゥシビー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 09:54 UTC 版)
マドゥトゥシビーとは旧暦の1月1日から1月13日にかけてその年の初の干支ごとに家族全員がそれぞれ自己の干支の日に祝うものである。 その儀礼の実施方法については地域や世帯によって差異がある。近年簡略化されているためだけではなく、もともと民間の行事であったため、正統とされる正しい作法はそもそも存在しない。他方で近年では、やってみたいが方法を教えてくれる人が周りにいないなどの需要から、マニュアルにあたるものが市販されるようになっている。 ここでは民俗学者の崎原恒新、恵原義盛の調査に基づき、与那原町板良敷地区の場合を儀礼の一例として紹介する。 板良敷では、夕方、台所にあるヒヌカン(火の神)に線香15本(このうち3本は夫方、12本は妻方の祖先に捧げるものとされる)を供え、ウチャートー(お茶を供えること)をする。そのあと、ソーミンイリチャー(素麺料理)一皿を供えて祈願する。次に仏壇に移動し、そこには線香12本(3本あるいは6本供える家もある)と茶、ソーミンイリチャーを供える。この一連の儀礼では家族一同が祈願するが、簡略化した場合にはヒヌカンに対してのみ行う場合もある。その場合には、その世帯の主婦だけが行うことが多い。この儀礼は現地の言葉でケンコーニガイ(健康願)、カラタウニゲー(身体御願)といわれ、無病息災など健康に関する祈願を目的としていると考えられる。
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