マグネサイト【magnesite】
マグネサイト
菱苦土鉱
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 06:01 UTC 版)
菱苦土石 | |
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分類 | 炭酸塩鉱物 |
化学式 | MgCO3 |
結晶系 | 三方晶系 |
へき開 | あり |
モース硬度 | 4 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色、白色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 3.0 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 |
菱苦土石(りょうくどせき、magnesite、マグネサイト)は、鉱物(炭酸塩鉱物)の一種。菱苦土鉱(りょうくどこう)ともいう。方解石グループに属する。
組成は炭酸マグネシウム(MgCO3)で、菱鉄鉱(FeCO3)との間では連続固溶体を形成する。三方晶系。純粋なものは透明か白だが、不純物を含み色のついているものもある。比重3.0。モース硬度3.5-4.5。
用途・加工法
ハウライトと混同されて売られていることがある。現在流通しているハウライトのビーズなどの多くはマグネサイトである。またトルコ石やラピスラズリの代用品として、染めて使われることが多い石でもある。
産出地
中国が最大の産出地であり他国を圧倒しており、ブラジルがそれに続く。[1]
埋蔵量においては北朝鮮が小国ながら世界第一位のロシアに次いで19%の埋蔵量を誇っている。[2]
ブロイネル石
鉄を少し含む亜種をブロイネル石(breunnerite)という。
脚注
- ^ “世界のマグネサイト生産量 国別ランキング・推移”. 2021年10月27日閲覧。
- ^ “鉱物資源マテリアルフロー2018マグネシウム(Mg)”. 2021年10月27日閲覧。
関連項目
参考文献
- 黒田吉益・諏訪兼位『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』共立出版、1983年、ISBN 4-320-04578-5。
- 松原聰・宮脇律郎『国立科学博物館叢書5 日本産鉱物型録』東海大学出版会、2006年、ISBN 978-4-486-03157-4。
- 国立天文台編『理科年表 平成19年』丸善、2006年、ISBN 4-621-07763-5。
外部リンク
- Magnesite(mindat.org)
- Magnesite Mineral Data(webmineral.com)
マグネサイト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 18:48 UTC 版)
「朝鮮民主主義人民共和国の鉱業」の記事における「マグネサイト」の解説
北朝鮮のマグネサイト埋蔵量は推定60億トンで、世界1位ともされる。摩天嶺山脈周辺が主な産地となっており、咸鏡南道端川市には露出部分だけで長さ7.7km、深さ100mに達する露天掘りの鉱床があり、その埋蔵量は推定36億トンに達する。同市の竜陽鉱山および大興鉱山は、MgOを基準とした品位がそれぞれ30%および30 - 50%、年間精鉱生産能力がそれぞれ60万トンおよび30万トンであり、韓国が開発協力を検討している。
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